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今日のお悩み「とけちゃいそう」 ページ17

千秋「大変だA先生!!!!」

『お、おぉ…どうした流星レッド……』





冷房の効いた、涼しく快適な相談室に駆け込んできたのは、暑苦しいことで有名な守沢千秋くんだった。





千秋「奏汰が死にそうなんだ!!」

『待って何があったの?!!』

千秋「噴水の水が抜かれていてだな…!」

『なんとなく察した。』





大方、この暑さにやられているところを、彼お気に入りの"ぷかぷか"が出来なくてバテているのだろう。

私は重い腰を無理やり持ち上げて、心配そうな守沢くんの頭を撫でた。





千秋「先生…?」

『私がなんとかするよ。深海くんを中庭まで連れてきてくれる?』

千秋「あぁ、分かっ____」
??「ちあき、ずるいですよ〜。」





大きく頷いた守沢くんの言葉を遮って、独特な間延びした声が前方から上がる。

嫌な予感がして守沢くんに向けていた視線を前へ向ければ、そこには今にも倒れそうなほど顔面蒼白な深海くんがいた。





千秋「かっ、奏汰?!大丈夫か?!!」

奏汰「うぅ、"ちあき"はあつくるしいですね〜?」

『うわぁ、守沢くんがダメージ受けてる…』





私は珍しくダメージを受けた守沢くんと、顔面蒼白な深海くんを連れ、中庭へと足を運んだ。

そこには、"メンテナンス"を終えた噴水の姿。

水を見るなり、深海くんは目を輝かせてうずうずしていた。そこまで水に飛び込みたいのか。





『いいよ、深海くん。』

奏汰「はい?」

『ぷかぷか…だっけ。したいんでしょ?今日は私が怒られるから、思う存分してきなよ。』

奏汰「…うふふ、ありがとうございます〜♪」

千秋「あ、あれ、今日は水は出ないのでは無かったのか…?!」





冷たい水の噴きでる噴水を横目に、私はそっと守沢くんに耳打ちした。

"こっそり椚先生にお願いして、水を出してもらった"と。

これも、日頃から生徒の信頼の厚い私だからこその芸当だ。





#%#%#%#%#%#%

もう少しで大学受験が終わる予定なので下書き中だった作品を公開しました…

そして、作者名前が変わりました。
星矢変わりまして、夜透田(やすきだ) (りゅう)です。

よろしくお願いします!!

目隠しを取って【文スト】

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夜透田 流(プロフ) - しゃけさん» ご指摘ありがとうございます。 (2020年11月1日 17時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - おそらく、蓮見ではなく蓮巳だと思います。 (2020年11月1日 17時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 零さんの下僕さん» わぁぁ、ありがとうございます!!更新頑張りますね!もし読みたいお話とかあったら是非リクエストしてください〜 (2020年3月1日 11時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
零さんの下僕 - 最高でした!目次のとこ見て結構あるからちょこちょこ読もう〜とか思ってたのに、その日中に読み切っちゃいました。続き、楽しみに待ってます! (2020年3月1日 0時) (レス) id: 61b8c4ad42 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - Evaさん» ありがとうございます!やっとこさ受験が終わったので少しずつ更新していきますね! (2019年10月12日 21時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜透田 流 | 作成日時:2018年2月23日 10時

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