皇帝の裏側 Part２【あんスタ】 (ページ47)

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怪盗…あれ、誰…？の巻ページ47

逆先夏目side

あれから、ボクは姉さんのベッドの脇に、ずっと座っていた。
姉さんは、死んだんじゃないかってくらい、身動き一つ取らなかった。

ちょうど、そろそろ一時間が経とうとしたその時、姉さんの小さな口から『ん…』と、うめき声が上がった。

夏目「姉さん…？」

『…あ、れ……』

夏目「っ…姉さん！」

『っきゃぁ？！』

姉さんが、ぱっちりと目を開いた。
ボクは、つい、感極まって姉さんに抱き着いた。
怪我人であることに変わりはないから、優しく、ネ？

『あ、あのっ…？』

夏目「良かっタ！姉さんが無事で良かっタ…！」

『えっと…？』

夏目「死んじゃうかと思ったんだヨ…ありがとウ、“生きててくれてありがとう”…！」

感極まりすぎて、気が付かなかったんだ。
…姉さんの異変に。

姉さんは姉さんだった。
どこまでも、事件が起こる前までの姉さんだった。

とある一点を除いては。

『あの！どちら様ですか？！』

夏目「え…？」

『私、弟なんていた覚えないですし、貴方に出会った覚えもありません！』

夏目「っ…嘘でショ…」

ボクの目の前で、姉さんは、『誰なんですか、貴方！』と、ボクに警戒した目線を向けていた。

姉さんだけど、姉さんじゃない。

所謂、記憶喪失というやつだ。

ボクは、今一度涙しタ。

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こんなシリアスなのに宣伝は間違っているでしょうか…
でもします((

アイチュウの小説を書き始めました！パスワード保護も外しました！
是非是非、ご覧ください！！

その目を。【アイチュウ】

それと、かなり前に取ったアンケートを集計しました！
結果！！

５番のあんスタの短編集になりました！

作ったらまた載せますので、こうご期待！！((