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怪盗、一命をとりとめる。の巻 ページ46

逆先夏目side


夏目「姉さん……」




目の前で真っ赤に光る、手術中の文字。
すすり泣く、誰かの声。




凛月「っ…俺のせいだっ、俺がッ…」

レオ「泣くなリッツ。お前のせいじゃない。」

凛月「でもっ…!」

零「凛月。」

凛月「っ…兄者ッ…」



すすり泣く声の主は、零兄さんの弟のリツくん。
左隣には、そんな彼の手を握る、knightsの王様。
右隣には、弟の頭を優しくなでる、零兄さん。

ボクの隣には…




奏汰「…『だいじょうぶ』ですよ、なっちゃん。Aはかならず『かえって』きます。」

宗「…僕の最高傑作はそう簡単にいなくならないのだよ。」




奏汰兄さんと宗兄さんがいる。
二人ともああは言っているものの、さっきからそわそわと落ち着きがない。

と、手術室の扉が開き、執刀医が出てくる。




英智「先生、Aは…」

「一命はとりとめました。あと一時間ほどすれば目が覚めるでしょう。」

英智「っ…よかった…!」

渉「おっと、大丈夫ですか?」




安心したのか、皇帝の足元がふらつく。
それを見事、渉兄さんが受け止めた。

あと、一時間。

きっと、この一時間はボクの人生の中で、一番長く感じるだろう。

そんなことを考えながら、ボクたちは、A姉さんの病室で待ち続けた。









この後、あんなことが起こるなんて予想もせずに。

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つー(プロフ) - 星矢さん» 了解です( ̄^ ̄ゞ(笑) (2017年8月25日 15時) (レス) id: 7e93439824 (このIDを非表示/違反報告)
星矢(プロフ) - つーさん» あ、察しちゃいましたか…心の中に秘めておいてくださいww (2017年8月25日 14時) (レス) id: 83b255e42e (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - あ…(察し) (2017年8月25日 14時) (レス) id: 7e93439824 (このIDを非表示/違反報告)
星矢(プロフ) - つーさん» ありがとうございます!!これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年8月14日 15時) (レス) id: 83b255e42e (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2017年8月14日 15時) (レス) id: 79098033ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星矢 | 作成日時:2017年8月13日 20時

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