第六話 雑魚 ページ8
時透無一郎side
『柱様方。』
柱合会議が終わった後、御屋敷の奥へと戻っていったお館様とは反対に、Aは僕達のいる下座まで降りてきた。
降りてきた、と言うよりかは御屋敷の縁側から飛び降りた、の方が合ってはいる。
伊黒「……何の用だ、特高殿。」
『そんな警戒なさらないでください。何もされなければ私は何もしませんよ。それから、呼び方も前と同じで良いんですよ。呼びにくいでしょう?』
Aはころころとよく笑うようになった。
元々整った顔をしている所為か、笑う彼女の顔は天女に紛うほどに美しく、可愛らしい。
不死川「てめぇ、俺と手合わせしろ。」
『嫌です。』
宇髄「派手に即答だな。」
抜刀してAに刀を向ける不死川は、彼女に手合わせを申し込むが一刀両断。断られた。
悩む素振りも見せずに断った彼女に不死川は、「せめて考えろよォ!!」と憤慨している。彼女は面倒くさそうに溜息を吐いた。
『仕方ありません。』
不死川「お、やる気になったかァ。」
『貴方は真剣で、私は素手でいきましょう。』
不死川「舐めてんじゃねぇぞてめぇ!!!!」
『舐めてないです。弱すぎて手加減するの大変なんです。』
彼女はその場に背負っていたのであろう日輪刀と、太腿に止めていた拳銃、そして肩にかけていた洋風の羽織のようなものを置き、不死川に両手を降ってみせた。
僕らは自然と不死川とAの両者から距離を取っていた。
『雑魚に割いてる時間はありません。何処からでも掛かってどうぞ。』
不死川「精々死なねェようになァ…!!」
不死川が刀を振りかぶって、地面を蹴った。
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夜透田 流(プロフ) - もやし好きのもやしさん» いえいえ!!むしろこんなんですみません!!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - うわあああコラボありがとうございますぅぅう!!うちの桜花がお世話になりました…!これからも応援しています!!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます、頑張りますね!! (2019年10月27日 21時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - これからも頑張ってください!応援しています!! (2019年10月27日 20時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» コメントありがとうございます!これからじわじわと思い知らされていきます…ちゃんと後悔して反省できると良いですね…書くのは僕なんですが(( (2019年10月27日 10時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜透田 流 | 作成日時:2019年10月10日 7時