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第三十二話 鬼と鬼 ページ37

我妻善逸side


『やはり、当たりでしたか…!!』



俺達の目の前には、横腹から血を流すAちゃん。



「ぁ…ア…A、さ…ン…」



最早人語を話せなくなった焦点の合わない男。



「ゥガァァァァッ!!」



唸る鬼。

時は数分前に遡る。
Aちゃん曰く、襲ったのはとある毒の作用によって豹変した元警察と鬼らしく、ここ最近そんな奴らが何故か戻って行くと云う山へと俺達は足を踏み入れていた。
薄暗く、所々から不気味な音の聞こえる山。

何か、危ない音がした次の瞬間。
Aちゃんが俺達を守るようにして前に立っていた。その腹には、小刀が刺さっていた。

そうして、冒頭に戻る。




『…はは…まさか、君らが薬に呑まれるとは…』

冨岡「知り合いか。」

『どちらも後輩です。手塩にかけて育てた、虫も殺せぬような優しい良い子達でした…』




眉間に皺を寄せるも、口許は笑ったままのAちゃんは、小刀を腹から抜き、その勢いのまま警官に投げた。警官の肩に深く突き刺さる小刀。

それと同時に、Aちゃんは背中の刀を構えた。

音が、変わる。




『必ず、救ってやる。』




力強い、正義の音。




我妻「…えっ、待って。俺…この音知ってる…」




あの時、俺達を助けてくれた特高様の音がした。

第三十三話 呼吸→←第三十一話 大切な人



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夜透田 流(プロフ) - もやし好きのもやしさん» いえいえ!!むしろこんなんですみません!!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - うわあああコラボありがとうございますぅぅう!!うちの桜花がお世話になりました…!これからも応援しています!!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます、頑張りますね!! (2019年10月27日 21時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - これからも頑張ってください!応援しています!! (2019年10月27日 20時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» コメントありがとうございます!これからじわじわと思い知らされていきます…ちゃんと後悔して反省できると良いですね…書くのは僕なんですが(( (2019年10月27日 10時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜透田 流 | 作成日時:2019年10月10日 7時

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