第三十一話 大切な人 ページ36
冨岡義勇side
『…それで、何故かって話ですけど。』
冨岡「あぁ。」
『彼らは鬼に対抗する術をほとんど持ち合わせていないからです。鶴は拳銃を、喜助は刀を護身用に携帯していますが、日夜、刀や拳銃を武器として飛び回っている我々と比べれば、明らかに劣ってしまいます。…彼らには怪我をして欲しく無いんです。』
橘「A様…」
『…腐っても特高ですから、怪我をすることは少なからずあります。でも、鬼と戦えば最悪命を落とし兼ねない。鬼と戦う以外にも仕事はありますから。』
炭治郎達と騒ぐ不知火達を見て、彼女は優しく笑った。余程、大切に思っているのだろう。その笑みは嘗て大切にしていた胡蝶に向けていた笑顔と同じだった。
Aは、胡蝶が傷付くことを酷く恐れていた。
不知火「Aさん！やっぱり俺も行きた____」
『千代様をお護りしろ阿呆が。』
不知火「……」
東條「ちょっ、俺の服で涙を拭くなよ！！」
『喜助は警官と共に山への警戒を。決して山へは近付くな。街を護るんだぞ。』
東條「はい！」
笑顔はすぐに真剣な顔へと変わり、手際良く指示を出して行く。駄々を捏ねていた不知火も、彼女に指示を出されたら、一瞬(？)破顔するものの橘さんを安全な場所へと案内し始めた。
特高の二人を然るべき場所へと配置させ、彼女は俺達に向き合う。
『行きましょう。』
その顔は、何時しかの剣士を思い起こさせた。
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夜透田 流(プロフ) - もやし好きのもやしさん» いえいえ！！むしろこんなんですみません！！ありがとうございます、頑張ります！！ (2019年10月30日 17時) (
レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - うわあああコラボありがとうございますぅぅう！！うちの桜花がお世話になりました…！これからも応援しています！！！ (2019年10月30日 17時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます、頑張りますね！！ (2019年10月27日 21時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年10月27日 20時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» コメントありがとうございます！これからじわじわと思い知らされていきます…ちゃんと後悔して反省できると良いですね…書くのは僕なんですが(( (2019年10月27日 10時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2019年10月10日 7時
