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第二十三話 殺戮 ページ26

冨岡義勇side


あぁ、この人はやはり人なのだ。と、当たり前な事を思う。

齢十九にして彼女は、特別高等警察の幹部を務めるという偉業を成し遂げた訳だが、それでも、彼女は一人の人間であり、まだ幼さの残る少女なのだ。




嘴平「おい、健八郎。さつりくってなんだ。」

竈門「殺戮って言うのは…大量に殺すこと…かな。」

嘴平「……大変じゃねぇかよ!!」

我妻「一々反応が遅いんだよお前は!!!!」




一瞬遅れて騒ぎ出す伊之助。

そんな彼らに、愛染は説明を続けた。




『私が撃ち込んだ弾丸に塗ってあった薬は、特高の中では"処分薬"と呼ばれています。処分薬は強い毒性を持っており、人間は勿論、鬼ですら死に至らしめます。…ただ、やはり鬼の方が強靭な肉体を持っていますから、彼らは毒の巡りが遅いのです。』

冨岡「人間は即死か。」

『えぇ、ひと舐めで楽に死ねます。』




善逸から小さく悲鳴があがる。
それでも尚、炭治郎は真剣にその話を聞いていた。




『毒の巡りが遅いが故に、鬼は最大級の苦しみを味わいながら死に向かいます。日の元に出ている鬼の警官には、処分薬と同時に解毒薬を与え、死ぬ直前に飲ませています。要は、一日に何度も瀕死になるのと同義です。…ですから、"これ"は絶対、禰豆子さんに飲ませないでください。傷口に触れさせるのも駄目ですよ。勿論、貴方方も。』





そう云う彼女の手には、白い錠剤の入った小瓶が摘まれていた。

勿論、それを持つ彼女の顔は歪な笑顔を浮かべたままだった。

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夜透田 流(プロフ) - もやし好きのもやしさん» いえいえ!!むしろこんなんですみません!!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - うわあああコラボありがとうございますぅぅう!!うちの桜花がお世話になりました…!これからも応援しています!!! (2019年10月30日 17時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます、頑張りますね!! (2019年10月27日 21時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - これからも頑張ってください!応援しています!! (2019年10月27日 20時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 恋歌さん» コメントありがとうございます!これからじわじわと思い知らされていきます…ちゃんと後悔して反省できると良いですね…書くのは僕なんですが(( (2019年10月27日 10時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜透田 流 | 作成日時:2019年10月10日 7時

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