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syp「へぇ、飲みに行くんすか?いいですね」
『いつも終わった後は淡白に終わってたから、皆を労わってだな』
少し身構えてしまう。赤紫は何度も俺に質問してきて、何かを探っている感じで、少し苦手だ。
だが水と居る時を見掛けると、後輩らしくて少し愛らしく思える。
syp「俺も行っていいっすか?」
『何を言ってるんだ?』
syp「いいじゃないっすか。先輩達と飲むと後の介抱がめんど……大変なんすよ」
『……あぁ、歓迎会か』
そう言えば食堂付近を通った時、何処の曲か分からないが何か歌ってたのを、ふと思い出す。
『……今回だけだ』
syp「! いいんすか?」
『あぁ。着替えてくるから少し待ってろ』
*****
酒場に行くと、二階は騒がしくてもう始めてるというのが分かる。
とりあえずマスターに顔を出すと、俺は撫でくり回された。……そうだ、昔っから俺はこんな風に撫でられてたな。
syp「店主さんと仲良いんすね」
『とある人経由でな』
二階に上がると、それはもうどんちゃん騒ぎ。
流石に鎧は脱いで軽装備ではあるが、八割が男だからむさ苦しい。やめてやれ、新人の女性が戸惑ってんだろ。
sp「A様がいらっしゃったぞ!」
スパルタクスの声に、一斉にこちらを見る。無理矢理座らされ、目の前にエールが出される。
赤紫を手招きすると、少し嬉しそうな顔をして俺の隣に座った。
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夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/
作成日時:2019年9月15日 9時