前向きにいこう！ ページ11
「これで、全てのテストが返ってきましたね」
「うん」
昨日帰ってきたのは、英語だけだったが今日はそれ以外の全てが返ってきた
もうちょっと小分けにしてもいいじゃん！
結果は…
「英語と似たようなもんだな」
ザンザスの言う通りである
60点や70点をウロウロしていた
「母さんに怒られる…」
「A、採点ミスのチェックはしないのですか？」
「え？何で」
「今まで、してねえのか。点数が上がるかもしんねえだろ」
そっか！すっかり忘れてた
「そうだね！じゃあ早速二人も手伝って…」
「自分の事は自分でやりなさい」
「てめえで勝手にやってろ」
うう…二人とも冷たい…
「A、見つかったか？」
「うん、いくつか」
「じゃあ、早速言いに行きましょう」
(自宅)
「うう…」
「ゔおおおおい！いつまでも、しょぼくれてんじゃねえ！」
今は学校ではなく、母さんもいない
スクアーロの口調はいつも通りに戻った
「だって…点数は少し上がったけど、私の勘違いもあって…恥ずかしい///」
先生に解説されている時は、本当に消えたかった
「上がったんだから、いいだろぉ？」
「二人みたいに、メンタル強くないの！…はぁ、ホント私はダメだ」
「ドカスが、だからてめえはダメなんだよ」
「酷い！」
人に言われると腹が立つ
「カスみたいなメンタルで自分に自信を持ちやしねえ。そんな奴がいい結果を残せるわけねえだろ」
正論だ、なにも言い返す事ができない
「今もだ。これぐらいでヘコむんじゃねえ」
「えっ」
「指摘されてヘコむな。後味悪い」
それは、「落ち込んでほしくない」と解釈してもいいんだろうか？
「ザンザスの言う通りだぜぇ。勉強の他にも、そのメンタルを叩きなおしてやる」
スクアーロも優しい眼差しで見つめる
私はどこまでもダメだけど、そんな私を見捨てるつもりは、かけらもない
それなのに私は…
パシィン！
思いっきり頬を叩く、気合が入った！
二人は突然の行動に驚いているけど、私は構わず
「二人とも、ゴメン！私、自分を否定的に見るの、もうやめるよ！」
私の言葉に二人は満足そうだ
「その目は本気みてえだな。気に入ったぞぉ！」
「悪くねえ」
「じゃあ早速英語の勉強をするぜぇ」
英語か…テストの事もあり、苦手意識がついている…けど
「分かった！」
今の私はやる気満々だった
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吉田 夕陽(プロフ) - めっちゃええ作品ですね！もう、なんか、世界観に入り浸って想像しながら読んでいると、ニヤニヤが止まりませんでした！神作ありがとうございます！！ (5月28日 21時) (
レス) @page34 id: ab26c36e5b (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ゆうさん！ありがとうございます！そう言ってもらえて、とても嬉しいです (2019年12月22日 8時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - えー！めっちゃいい作品じゃないですか！泣きました (2019年12月20日 21時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ログインできました！よかったらコメントお願いします (2019年11月21日 19時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風来坊 | 作成日時：2019年11月14日 17時
