水使いの少年ー序章ー「ツイステ」［男主］ (ページ14)

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14：「さようなら......。ごめん」ページ14

ージストsideー

　トンと、突然俺は後ろから軽く横に押された。

フラリとよろめいた俺の後ろで直後何かが切れる音がした。

驚いて後ろを見ると、アクルが胸にナイフが突き刺さっていた。

このナイフの持ち主の野郎を俺は怒りのあまり一番痛みがするやり方で一瞬で〇ろした。

そして、すぐアクルのところに駆けつけて抱き上げた。

血が全身に付こうがどうでもいい。

ジス「アクル、アクル......。どうして、俺なんかを助けたのさ」

ポツリ、ポツリと涙が頬を伝う。

アク「ほらほら、泣かないで。ジスト、かっこいい顔が台無しだよ」

冗談交じりのように言うけど、アクルの声に力がない。

ジス「まってて、すぐ医者に見せるからっ！」

アク「行かなくていいから。ね、少しだけお話しましょ、「主人公」も」

アクルは顔を真っ青にしながら苦し気に微笑んでゆっくりとしゃべり始めた。

アク「ジスト、貴方はカッとなると何も見えなくなるところが、貴方の、悪いとことよ。

　「主人公」、今回のことは仕方なない、ことだから、そんなに思いつめないで、ね？

　ふふふ、１８年間、短かったけど、楽しかった、わ。

　ふた、り、で仲良く、暮らす、の、よ、ご、め、、ん、、、ね......」

ジス「アクル、アクル、アクルッ！！！！！！」

それっきりアクルは動かなくなってしまった。

あぁ、もう、アクルがいない世の中なんて、どうでもいいや......。

もうその言葉だけが注意されたばかりなのに脳裏を支配し、血で汚れた剣を手にした。

迷いなんてない。

ジス「「主人公」、ごめん。アクルがいないと、俺はどうしようもないみたいだ。ハハ八ッ、
ごめんよーー」

ザシュッ