△_ ページ31
落ちそうになったAのグラスを脇が取り上げると、少しだけ残ったお酒を飲む。
脇「あー、多分これウィスキー入っとる。お兄さん、こいつの飲んでたカクテル何かわかります?」
バーテンダーからの返答は『ハイランドクーラー』だった。ウィスキーにレモンジュース、それにジンジャエールとシュガーシロップ。それほど度数も高くはないし、ウィスキーが苦手な人でも飲めるような飲みやすい甘めなカクテルだ。
「まさと、だっこ。」
脇「はいおいで。もうホテル戻るよ。」
手を伸ばしたAを抱き上げ、出口に向かった。
まる「待って俺も戻る。」
ふぉい「俺も。」
銀太「俺も行くけん。」
酔っ払った状態のAをこのまま会場に置いておくわけには行かないが、まだイベントは終わっていないので全員で出るわけにも行かなかった。
脇「…とりあえず、社長呼んでくるけん。待ってて。」
脇はふぉいにAを渡すと奥のブースへ向かった。
「いとほ、ちゃんとぎゅーてして。」
ふぉい「…ん。」
リクエスト通り強く抱きしめるとAはふにゃっと笑った。
銀太「酔ってるAまじやばい。」
まる「他の奴に見せたくない、早くホテル戻さんと。」
ふぉい「人集まってきちゃうからA一回降りて。」
一度降ろすと、次は銀太にしがみつくA。
「ただし、ね、だっこ。」
銀太「…銀太、やろ?」
「…んー、りゅー、」
まるの方に振り返って潤んだ瞳で見上げる。普段はしない名前呼び。昔の呼び方。疲れや寝不足もあって、いつも以上に酔いが回っていたA。
443人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はんな - この小説の脇くんがツボすぎます!溺愛主人公ちゃんこれからも楽しみにしてます!! (2018年10月9日 6時) (レス) id: 951e13eb70 (このIDを非表示/違反報告)
なーたぬ - もっといっぱい書いて欲しい!たのしみにしてるよー! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 6af0cea780 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いきなりコメント失礼します!あの、MJ脇ではなくMGです、! (2018年10月4日 21時) (レス) id: e6c0596515 (このIDを非表示/違反報告)
怪(プロフ) - 一応言っておきます!MG脇です! (2018年10月4日 16時) (レス) id: 18cec1c29a (このIDを非表示/違反報告)
しろえび - ここのレペ小説の中で一番好きです!主人公ちゃんのキャラが無理しすぎない感じがすごく好きです!!!更新楽しみにしています! (2018年10月4日 0時) (レス) id: f125640495 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sei | 作成日時:2018年10月3日 16時