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ふぉいはAの肩に頭を乗せた。



「ふぉい…?」


ふぉい「好きっちゃ。Aのことが好き。」


「……え…?」



社長も脇もまるも、なにも言わなかった。いつかはこんな日が来ると、全員思っていたからだ。



ふぉい「愛しとーよ。」


顔を上げたふぉいは、今にも泣き出しそうな哀しい顔をしていた。



「…うちも好きよ、大好き。」



ふぉい「Aの好きと俺の好きは違うけん。


…それがもう、しんどい。」





そう言うと、ふぉいは事務所から出て行った。Aがいるからふぉいも事務所に住みだしただけで、近くに借りている家はある。多分そこに帰ったのだろう。


そのあとは、誰もなにも言えずにいたら、Aもすぐ部屋に篭ってしまった。



脇「あかんやろー。」


事務所にいるのがいたたまれなくなった社長と脇とまるの3人は近くの居酒屋で時間を潰していた。



社長「まあ、予想はしとったけん。ふぉいはいつかそうなるやろーなーって。」


脇「そらぁ俺だってAのこと女の子として好きだった時期もあったばい。ふぉいが悪いって言う気は無いけど…、」


まる「でも、Aは困っとる。好きな子を困らせたり悩ませたりするのは意味わからん。」



それほどお酒は強くないが、飲みの席では多少は飲むまるが、今日は1滴も飲んでいない。



社長「…それだけ、好きだったってことなんじゃないの?」


まる「…俺だって好いとーよ、だから、Aには笑っててほしいし、その為だったらなんだってする、」



脇「まるは、しんどい道選んだなー…。」



まる「Aが幸せならそれでいいけん。」



22時前、ほろ酔いの社長と脇。まるの携帯にはAからの着信履歴。



まる「Aから電話きとる。俺先帰る!」



急いで居酒屋を出たまるを見送る社長と脇。

作者より→←△_



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はんな - この小説の脇くんがツボすぎます!溺愛主人公ちゃんこれからも楽しみにしてます!! (2018年10月9日 6時) (レス) id: 951e13eb70 (このIDを非表示/違反報告)
なーたぬ - もっといっぱい書いて欲しい!たのしみにしてるよー! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 6af0cea780 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いきなりコメント失礼します!あの、MJ脇ではなくMGです、! (2018年10月4日 21時) (レス) id: e6c0596515 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 一応言っておきます!MG脇です! (2018年10月4日 16時) (レス) id: 18cec1c29a (このIDを非表示/違反報告)
しろえび - ここのレペ小説の中で一番好きです!主人公ちゃんのキャラが無理しすぎない感じがすごく好きです!!!更新楽しみにしています! (2018年10月4日 0時) (レス) id: f125640495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sei | 作成日時:2018年10月3日 16時

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