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『久しぶりだね、太宰』
「······相変わらず元気そうで何よりだよ、A」
辺りはすっかり暗くなってしまった。
楽しみにしていたエリス嬢とのお茶会は明日にしてもらおう。
今の問題はこいつだ。
「おい、これは僕の案件だ。下がっていろ」
芥川君が私の肩に掴みかかる。
私だってこんな仕事御免だ。
だが、命令に逆らって胴と首がサヨナラする方が嫌だ。
『だってしょうがないでしょ?私も、君も命令は絶対だからね』
そう言うと芥川君は押し黙った。
路地裏の奥を見ると、樋口さんの頬が痛々しく腫れていた。
大方、芥川君が手をあげたのだろう。
『樋口さん、芥川君。帰って良いよ』
「私はまだ大丈夫です」
『上司命令、ね』
樋口さんも芥川君も渋々といった感じだったが、
頭を下げて、帰っていった。
そして旧友(笑)と向き合った。
マフィアから出た時よりも身長は伸びたが、包帯はまだ巻かれている。
森さんの命令といっても芥川君たちを帰らせろ。
と言うものだったので、面倒くさくなる前に帰りたい。
そんな考えが分かったのか太宰は口角を上げた。
「マフィアを帰らせると思う?」
帰りたい(切実)
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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時