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「貴兄らの提案は了知した。
あわよくば探偵社と組合の共倒れを狙う策も筋が通る」
『でも、探偵社にも損はないと思いますけどね』
「この話が本当にそれだけならばな」
「·····」
福沢先生には、森さんの狙いは分かっているようだった。
予想の範囲内だ。
そう思いながら、監視カメラを見つめると若い男の声が聞こえた。
探偵社の脳であり、心臓。江戸川乱歩だ。
「やれやれ。······この件の裏でマフィアはどう動く？」
「動くまでもねえよ」
「成る程。······そう云う事か」
異能を持たない一般人。
しかし、私とは全くと言っても良いほど違う。
生き生きとその能力を使い、認められている。
「やあ、素敵帽子君に素敵外套さん。
組合の御機嫌二人組に情報を渡したのは君たちかい？」
「あ？·······そうだが」
突っ込みたいネーミングセンスだが、
それ以上に全てを知っているような口ぶりに、聞くだけで分かる確かな怒り。
口角が自然と上がった。
「何で組合を釣った？」
中原が不気味に、無慈悲に、餌の名前を言う。
「事務員を『餌』にしただと！？」
「穴だと判っていても、探偵社は落ちずにはいられねえ。首領の言葉だ」
中原は仕事を終わらせ、出口に向かって歩いていた。
私も行こうとした。
すると、無機質な声が私の足を止めた。
「A。“彼方”へ行ったか。」
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清流* - 皆さんのコメント待ってます！ (4月9日 20時) (
レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー！さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー！(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい））） (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー！さん» ありがとうございます！！ (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます！！ (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清流* | 作成日時：2024年1月14日 8時
