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「賢治」
「はーい」
戦闘が始まる。始めに動いたのは、金髪の少年。
宮沢賢治。怪力の異能力で廃線のレールを取り外す。
私は後ろに下がり、様子を見る。
中原は不敵な笑みで言った。
「矢っ張り伝言人は性に合わねぇ。仕事はこうじゃねえとなァ」
「気をつけてくださーい!」
良い笑顔で鉄骨を振り回す少年は、どこかずれている。
中原は鉄骨の上に飛び乗り少年に向かって走り、蹴りを食らわせる。
そして、後ろには死の天使。与謝野晶子。
大きな刃物を遠慮なく中原を切り裂こうとする。
しかし、中原には当たらなかった。
自分の異能力で宙に浮いたから。
「その異能······『重力遣い』の中原中也だね」
「ち······太宰の兵六玉が喋ったか。太宰が其程警戒してんなら期待に応えねえとなァ」
「「!」」
中原が地面に飛び降りる。
土埃が舞い、中原の姿が見えない。
見えてきたのは、地面が割れて中原が殺気だっている光景だった。
「さァ。重力と戦いてえのは何方だ?」
·
「答えよ。ポートマフィアの特使達」
低く、懐かしい声が聞こえた。
武装探偵社の社長である、福沢諭吉だ。
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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時