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無遠慮に廃線を進んでいく。
罠もなく、逆に不気味な位だ。
『誰か居るのかな』
「·····噂をすればだ」
足音がする。一人じゃない。
ハイヒールと草鞋の音。
進むに連れて影が見えてきた。
『······死の天使』
私だけに聞こえる声で呟いた。
幾らマフィアと言えど、無駄に傷付けるつもりもない。
見えたのは、黒髪の女性と金髪の少年。たった二人。
「たった二人か。見縊られた話だぜ」
「探偵社は完全予約制でねェ。対応が不満なら、余所を中りな」
「マフィアが敵拠点で暴れるのに、予約が要ると思うか?」
「はい!要らないと思います!」
私無しで話が進む。面倒くさいし良いけど。
監視カメラが私に視点を当てる。少々の殺意も込めて。
『挨拶も程々に頼むよ。こっちも暇じゃないんだ』
「お宅の社長は?」
「そこだよ」
『うちの首領からの贈品だよ』
外套から取り出したのは、組合の写真。
監視カメラに中原が近づく。
「憎っくき組合に一泡吹かせてやれよ。」
「成る程。唆られる案だね。けどもっと善い案があるよ。
アンタ達の手足を削ぎ落としてから、何を企んでるか吐かせるってのはどうだい」
「そりゃ凄え名案だ。やってみろよ」
『はああぁぁぁ。面倒くさい』
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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時