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NoSide








太宰が犬を揶揄う為にドッグフードの食べ過ぎで

腹痛を敦に訴え、トイレに行ってから数十分後。

アナウンスが聞こえ、列車が駅に着いた。





汽車からは探偵社の事務員である、春野と谷崎の妹ナオミが顔を出した。

敦は二人の名を呼び、駆け寄った。







「ご無事でしたか!」

「ええ···でも真逆、事務員が狙われるなんて」

「安心してください。僕たちが避難地点まで護衛しますから」







探偵社は他の二組織に比べて戦闘系の異能力者が少ない。

敦はそれを十分に理解していた。

今度は僕が、この力で探偵社を守るんだ。

そう思っていると、ナオミが思い出したように汽車へ振り返る。






「そうだ、紹介しますわ。列車の中で知り合ったのですけど···」






ナオミの後ろには、そこには小さな少年がいた。

少年は敦の方へ歩み寄り、わざとらしくぶつかる。

そして敦たちを見た。





全身の毛が逆立つ。

気味が悪い程に汗が出てくる。





敦の本能が、脳が、少年が危険だと知らせていた。






「籠のなぁかのとぉりぃは〜」






どこかで聞いたような歌を歌いながら、服の袖を捲った。

腕には、包帯と共ににカミソリが巻かれていた。

あの状態では、軽い衝撃でも傷付いてしまう。

少年の腕には、痛々しい傷が出来ていた。






なんだ、この子は。






敦はそう思った。

脳が警告を出しているのに、動くことが出来ない。





「いつぃつ出遣ぁる〜後ろの正面だぁれ?」




突如、少年が持っていた不気味な人形が笑い出した。

敦がぽかんと見つめていると、後ろにいた春野の異変に気がついた。

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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時

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