凡人マフィア【文豪ストレイドッグス】

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組合がヨコハマに来て、数日。

ポートマフィアは普段と対して変わらなかった。







·







『お酒が飲みたい。』

「どうしたの。A君。それに、エリスちゃんケーキの食べ過ぎは良くないよ」

「なんで？甘いものは正義」

「そうだけども·······」






「前リンタロウが購って来た襞付きのドレス···着てあげてもいい」

「お代わり要る？」

『お酒が飲みたい！！』











目の前にいる森さんにお願いする。どーしても飲みたいのだ。

中原と師匠が飲んでいたのを見てしまった。

中原が森さんの愚痴を言っているのも、聞いてしまった。




録音した。←










「未成年飲酒は良くないよ」

『中原と太宰は飲んでたじゃないですか』

「········じゃあ少しだけね」








森さん秘蔵の高級葡萄酒を出してもらった。

グラスに注がれた葡萄酒は綺麗な赤紫色だった。








『少なくないですか』

「そんな大量に飲むものではないよ」

『···そうですか。頂きます』







一気に葡萄酒を飲み干す。

葡萄の甘い香りが口の中に広がる。

思った以上に甘く、飲みやすい。






『美味しい。思ったより飲みやすいですね。あ、お酒が美味しく飲めるということは·····』

「？」

『私も大人の仲間入り？』














·













「A君。実に言いにくいのだけど、それは葡萄ジュースだよ」














殴った。

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