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NoSide
『じゃあ、中原は森さんに報告ね』
「はぁ!?何でだよ!!」
『······』
「わかったよ。行けば良いんだろ」
中也が地下牢の階段を駆け上がる。
太陽は暖かい色の光を地下にも届けていた。
「何で遅れたの?君が中也に嫌がらせをしようって言ったじゃないか」
『···可愛い後輩の頼みなら幾らでも聞けるよ』
太宰は首をかしげた。少なくとも、Aは銀以外の後輩には興味がない。
そんな彼女は誰の頼み事を聞いたのだろうか。
その答えは、直ぐには解らなかった。
否、そんな事はどうでも良かった。
太宰は見惚れていたのだ。
幼い頃から、妹分として可愛がっていた17の少女に。
その瞳は、決して人の持つことの無い暗闇。
17歳とは思えない程に大人なAに、
太宰は無意識に自身の手をAの唇に重ねた。
·
まぁ、嫌いな相手に対してAが照れるわけもなくAの全力の鉄拳が飛んだ。
「痛いなぁ。·····さて、私も中也に嫌がらせ出来たことだし帰らせてもらうよ」
『何で残念そうなの?』
「中也は自分で私を逃がしたとは言わないと思ってね」
『····怒られている中原が見たい』((
「本当に」((((
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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時