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NoSide










『泉さん。ここは君の人生の岐路だ』









いつか、Aたちは海辺に着いた。

遠くで名も知らない鳥の鳴き声が聞こえ、潮の匂いが鼻腔を通った。






Aは車を止め、鏡花を真っ直ぐ見つめた。

その手には少し小さめの鞄があった。













『もし、君が自由に·····武装探偵社に入りたいのなら、自分も相手も守る術を学べ』










Aは、無表情ながら優しい声で言った。

17歳。

たった自分と3歳しか変わらない上司は美しく、冷酷な瞳を持っていた。








鞄の中を見た鏡花は一つの選択をした。

その道は決して楽なものではなかった。







――――――――――――――――――――――――――――――――





一方、ポートマフィアでは

男二人が涙の再開を果たしていた。








「手前が何を企んでるか知らねぇが、これで計画は崩れたぜ。

──俺と戦え、太宰。手前の腹の計画ごと叩き潰してやる」







挑発するように嗤ったのは、比較的身長が小さい男。

その挑発を受けたのは太宰と呼ばれた、包帯が巻かれた男。

その男が中也、と男の名を呼ぶ。










「君が私の計画を阻止?冗談だろ?」









指を鳴らせば、鎖は音を立てて包帯男の手首から外れた。

種明かしをするように、男は一本のピンを取り出した。

小柄な男の笑みが引きつる。









「良い展開になって来たじゃねえか!」









場所はポートマフィアの地下牢。

消しきれない血の匂いが漂う。













元相棒(笑)の熱い戦いが今、始まろうとしていた。

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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時

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