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『失礼します』

「おや、A君。出来たのかな?」

『はい』








昨日、私は久しぶりの徹夜をした。

慣れって怖いね。11時には眠くなったよ。

5日寝ないとか、発狂しそうになる。












『どうですか』

「うん。いいんじゃないかな」








森さんに確認を取るが、思っていた作戦とは違ったらしい。

どうも歯切れが悪い。あまり良くない反応だ。

私は思いっきり息を吸い、唇を動かす。









『····この作戦は森さんにとって、最適解ですか?』

「!」

『気になる箇所が有るのなら、言って頂ければ宜しいかと』








森さんは驚いたような顔をした。

なんだ。可笑しな事を言ったか?







「太宰君を捕まえるのは、難しくないかな」

『泉鏡花を使います。いくら太宰でも、14歳の女の子を警戒するとは思えませんから』

「成る程ねぇ」







うんうんと頷く森さんは、お世辞にもマフィアの首領とは思えない。

ただの父親のようだ。







「これで行こう」

『了解です。······あ、あと私はこれには参加しません』

「面倒くさいからかい?」








何時もそうだねえ、と言いたげな森さんは少し苦笑する。



















『いいえ。』






私は森さんが愛用しているメスを一つ手に取った。

そして、的に向かって投げる。



















『悪役は美しいほど魅力的なんですよそれに、

こんな凡人がやるよりもっと美しくなる筈なんです』










そんな言葉を残して、首領室を出た。

メスは的のど真ん中を貫いていた。

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清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時

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