1 ページ2
無駄に広い部屋にカタカタとタイピングの音だけが響く。
横を見ると大量の書類と目が合う。
『面倒くさ』
そんな独り言を聞いたのか
遠慮がちに三回、ノックが聞こえた。
ドアを開けるとそこには芥川君がいた。
二人の間に空白の数分が生まれる。
顔をしかめる芥川君。
何か用があって来たんじゃないのか。
せめて何か要件を話してくれ。
『何か用?』
私が聞くと、芥川君は
「···首領がお呼びだ」
とそれだけ言って帰っていった。
何のための数分間だったのか。
そしてなぜそこまで嫌っているのか聞きたい。
でもこの前、話し掛けただけで
「僕に話しかけるな、あばずれが」
って言われたんだけど、
泣いちゃうよ!?
いいの?17の女の子が泣いてるの見たい??
しかし何時もの事なので気にせず長すぎる廊下を歩く。
『金平糖食べたい···』
面倒くさくて歩くのさえも嫌だが、
森さんの命令では逆らえない。
廊下を歩いていると、黒服たちは私に気付き頭を下げた。
·····別に幹部じゃないからいいんだけど。
首領室の前に立つと、重そうなドアを開けた。
「可愛いねぇぇぇ!エリスちゃああぁぁん!!」
「キモい!!リンタロウ!」
帰りたいな。
114人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
【BSD/織田作之助】雨降る街角で【逆トリ】
【文スト】初恋泥棒を忘れられない道化師のお話【ニコライ・ゴーゴリ】
もう一人の幹部様も、私限定で甘々だそうです。【文スト】【中原中也】
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
清流* - 皆さんのコメント待ってます! (4月9日 20時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» めっちゃわかる((( (2月6日 17時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 太宰さんに消えろって言われたい))) (2月5日 20時) (レス) @page42 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ゆいたろー!さん» ありがとうございます!! (2月5日 18時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
清流* - ありがとうございます!! (2月4日 7時) (レス) id: 5fc0f92393 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:清流* | 作成日時:2024年1月14日 8時