うるさい奴ら ページ10
◆ 太輔・side ◆
『もしもし〜?太輔〜?』
再びケータイを隠した。
大笑いの2人。
「んだよ!うるせぇな!大事な話してんだから来るな!」
しっし と 追い払う。
「… マジ、女?」
渉のマジ顔。
ケータイからまだ Aの声が聴こえていた。
「そうだよ!彼女だよ!いいだろ、別に」
ぷいっとし、ベンチに再び腰かけた。
「マジか!?」
俺の横に2人が座って来た。
暑苦しい…
「悪い、切る。また、夜かける」
それだけ言って、ケータイを切った。
「何で切るの?話せばいいじゃん♪お姉さまと♪」
嘘だと思ってやがるな…
すくっと 立ち上がった。
「ニカ、さっさとさっきのデータ入れろ。ただでさえ お前のせいで遅くなってんだから」
ビシッと指摘。
「出た!悪魔の藤ヶ谷!」
誰が悪魔だ!
ラボの扉を開けた。
ずしっ!!
「… 重い」
渉が俺におぶさってきた。
「名前は?」
にやにや顔が真横。
渉をズルズル引きずった。
「信用しね〜ぞ」
ったく…
「… A」
ボソッと言った。
2人が顔を見合わせた。
「Aちゃん!可愛いお名前!!」
2人が大盛り上がりを始めた。
根掘り葉掘り聞いてくる。
『歳は?』『付き合って何年?』『可愛い?』とか… ウザいくらいの2人。
「ええい!うるさい!もういいだろ!」
2人に怒鳴った。
「いいけどさ〜、硬派の飛行機バカだとばかり思ってたからさ〜 女がいるとは思わなかった」
あのな〜
「最初から『いる』って言ってただろ?何で信じないんだよ」
パソコンの前に座った。
2人が苦笑い。
「だって、一度だって見せてくれたことないし、家にも入れてくんない」
この3年、大学の奴等は、マンションに入れたことがなかった。
家族と衣笠教授だけ。
家の中は、Aの物が多かったから。
「だったら、見せてくれよ。証拠見せろ」
証拠!?
「断る!!」
誰が見せるか!!
無視してデータを解析。
「P波… 流れが… こうだろ?」
もう少し角度を…
!?!?
「な!?」
ニカが俺を羽交い絞めし始めた!?
G パンのポケットを探り始めた。
「あった!!」
げっ!?ケータイ!!
「ヤメ!お前ら!!」
ニカの力… 半端ない!!
まったく 動きが取れなかった。
「いい加減に… し、」
「うわっ!可愛い!!」
へっ!?
渉がニカに画面を見せだした。
そこには、茶テディと一緒に写る笑顔のAがいた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時