親友の企み ページ44
●○● 香月・side ●○●
「じゃあね〜♪」
北斗君たちと別れて、寮に帰る。
私と柚菜は、大学の寮に入っていた。
「本当に嫌な子!なんなの あの可愛らしさは!!」
先輩の彼女はすごく可愛くて綺麗な子だった。
先輩がすごく好きっていうのがわかった。
私たちに宣言していたから。
『Aは、俺の「慈しむ者」だ』って。
「1ヵ月?冗談じゃないわよ!いられなくしてやる!!」
え?
「どうするの?」
柚菜が笑う。
ゾクッ…
「ん〜♪ まずは、普通にお友達になるの〜♪」
お友達?
「それから?」
柚菜が私を見た。
怖いくらいな微笑み。
「内緒〜♪」
いじめっ子の柚菜。
でも、私だけは 昔から守ってくれた。
一番の親友。
「ねぇ、藤ヶ谷先輩には、嫌なことしないよね?」
先輩が傷つくのは 嫌。
「少しは、傷つくかもしれないけど、大丈夫!私が癒すから♪」
自信満々な柚菜。
いいな… その自信ほしいな。
「香月も、好きならもっとグイグイいかないと!私なら受けて立つわよ!!」
正々堂々私には挑んでくる柚菜。
私には勝てるもんね。
「あ!やば!!ほら、寮長さん怒るから早く帰ろ♪」
私の手を握った。
昔から なんのためらいもなく私の手を握る柚菜。
時に怖いけど、本当は淋しがり屋で優しい 柚菜。
パタン。
「… 疲れた」
コテンとベットに横になった。
「本当に、可愛い子だったな… 」
芦田 Aちゃん。
ふわふわの白いチュニックが天使みたいに見えた。
「あれが、藤ヶ谷先輩の好きな人」
笑顔も泣き顔も綺麗だった。
「柚菜とは違う綺麗さ… いいな… 」
枕に顔を埋めた。
「… 切ないなぁ〜、片想いって… くすん」
諦めたくないよ…
「そういえば… また名前を呼んでくれた。また 私じゃないけど、ふふふっ」
ちょっとしたことだけど、私にはすごく嬉しいことだった。
かずき=かづき
自分の名が、愛しくてたまらない。
「また、呼んでほしいな… 」
今度は、私の名を呼んでほしい。
「無理だけどね… 」
溜め息がでてきちゃう。
天井をしばらく眺めていた。
「柚菜は、どんなことするつもりかな?」
酷いことかもしれない…
でも、止める勇気はない。
「先輩を傷つけないで… 」
私は、そのまま眠りについた。
その2日後、私たちは先輩のマンションに再びお邪魔することになった。
そして、再度 彼女の可愛さを知ることになる。
先輩の愛の大きさも…
ラッキーカラー
あずきいろ
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時