再会のキス ページ35
◆ 太輔・side ◆
青ざめた顔、隠した手。
俺は、4年前の別荘の出来事を思い出していた。
あの時もAの震えは止まらなかった。
父さんの話によると、Aは、精神的にくると自分に暗示をかけやすくなるらしい。
辛いことから逃げる防衛本能だ。震えは、その手前のサイン。
俺は、また追い詰めてしまったかもしれない。
2人に凛斗を連れ出してもらった。
「A、おいで… 」
ケガをしていない右手をあげた。
何も言わないで駆けていたA。
ドン!!
「〜〜〜〜!ぅ〜〜!」
ぽかぽか 俺の胸を叩くA。
「ごめん… 」
叩く手が震えてるのがわかる。
ぎゅうぅ…
「怖かった… や… 」
うん。
「太輔〜… 」
切ない声。
きゅんと胸が切なくなった。
「A… A、顔 あげろ… 顔が見たい」
何か月ぶりかな?
「ずずっ… いや」
くすっ。
鼻 垂れてるな?
「服で拭いていいぞ〜」
笑いながら言った。
「鼻 垂れてなんかないもん!」
ぷくっとしながら顔をあげた。
ちゅ。
「ひゃ!」
瞳の下の涙にキス。
「も、もう!びっくりするじゃない!!」
ぽかっと胸を叩いた。
見つめ合い2人で笑った。
コツン…
「良かった… 2人が無事で」
おでこを付け、お互いを感じる。
「ん、… 守れて良かったよ」
俺は… ゆっくり唇に近づいた。
ちゅ… ちゅ…
ちゅ… 。
「久しぶりの… キスだな」
角度を変え何度でもキスをした。
「… ん… ぁ… 太輔… 」
首筋…
良い香りがする…
シャラン…
「大事にしてるな… コレ」
俺があげたネックレス。
「うん!宝物だもん♪」
でも、シルバーだからくすんでるな。
4年前あげた物だから。
「指輪は?」
ネックレスに通っていなかった。
「ココ」
指を出した。
キラキラ輝く 俺のリング。
「えへへへっ。綺麗♪」
ひまわりの笑顔が 俺に笑いかける。
震えは、止まっていた。
俺は、もう一度、しっかり抱きしめた。
「よく来たな。待ってた」
胸で頷くA。
「ようやく来れました!」
くすくす笑っていた。
ガチャ!!
「太しゅけ〜!アイしゅぅ〜〜!!」
げっ!!
凛斗!!
「ひゅ〜♪ ラブラブ〜♪」
ニカ!渉!!
「先輩… 」
河原!秋元!!
その後ろ、涼介に北斗!
皆が俺たちを見ていた。
「きゃ!やだ!」
Aが、俺の後ろに隠れた。
嬉しそうに、凛斗が 俺たちの足に抱きついた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時