検索窓
今日:22 hit、昨日:15 hit、合計:340,111 hit

再会のキス ページ35

◆ 太輔・side ◆

青ざめた顔、隠した手。

俺は、4年前の別荘の出来事を思い出していた。

あの時もAの震えは止まらなかった。

父さんの話によると、Aは、精神的にくると自分に暗示をかけやすくなるらしい。

辛いことから逃げる防衛本能だ。震えは、その手前のサイン。


俺は、また追い詰めてしまったかもしれない。

2人に凛斗を連れ出してもらった。


「A、おいで… 」
ケガをしていない右手をあげた。


何も言わないで駆けていたA。


ドン!!


「〜〜〜〜!ぅ〜〜!」
ぽかぽか 俺の胸を叩くA。

「ごめん… 」
叩く手が震えてるのがわかる。


ぎゅうぅ…


「怖かった… や… 」
うん。

「太輔〜… 」
切ない声。


きゅんと胸が切なくなった。


「A… A、顔 あげろ… 顔が見たい」
何か月ぶりかな?

「ずずっ… いや」
くすっ。


鼻 垂れてるな?


「服で拭いていいぞ〜」
笑いながら言った。

「鼻 垂れてなんかないもん!」
ぷくっとしながら顔をあげた。


ちゅ。


「ひゃ!」
瞳の下の涙にキス。

「も、もう!びっくりするじゃない!!」
ぽかっと胸を叩いた。


見つめ合い2人で笑った。


コツン…


「良かった… 2人が無事で」
おでこを付け、お互いを感じる。

「ん、… 守れて良かったよ」
俺は… ゆっくり唇に近づいた。


ちゅ… ちゅ…


ちゅ… 。


「久しぶりの… キスだな」
角度を変え何度でもキスをした。

「… ん… ぁ… 太輔… 」
首筋…


良い香りがする…


シャラン…


「大事にしてるな… コレ」
俺があげたネックレス。

「うん!宝物だもん♪」
でも、シルバーだからくすんでるな。


4年前あげた物だから。


「指輪は?」
ネックレスに通っていなかった。

「ココ」
指を出した。


キラキラ輝く 俺のリング。


「えへへへっ。綺麗♪」
ひまわりの笑顔が 俺に笑いかける。


震えは、止まっていた。

俺は、もう一度、しっかり抱きしめた。


「よく来たな。待ってた」
胸で頷くA。

「ようやく来れました!」
くすくす笑っていた。


ガチャ!!


「太しゅけ〜!アイしゅぅ〜〜!!」
げっ!!


凛斗!!


「ひゅ〜♪ ラブラブ〜♪」
ニカ!渉!!

「先輩… 」
河原!秋元!!


その後ろ、涼介に北斗!

皆が俺たちを見ていた。


「きゃ!やだ!」


Aが、俺の後ろに隠れた。


嬉しそうに、凛斗が 俺たちの足に抱きついた。

ムカつく留守電→←私を呼ぶ優しい声


ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (460 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
260人がお気に入り
設定タグ:藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑)   もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。