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自己紹介 ページ29

良かった… 本当に良かった。

この人たちがいてくれて良かった。

私は、深々と頭を下げた。


ぎゅうぅ…


そして、もう一度、凛君を抱きしめた。


「Aちゃ、どうしたの?」
涙が止まらなかった。

「Aちゃ?いたい いたい?」
心配そうに私を見る凛君。


子供を心配する親の気持ちがわかる。

もう、この手は 絶対に離さない。


「ないちゃ メよ」
小さな手が私を撫でていた。

「凛君こそ、もうどこにも行っちゃ メよ」
嬉しそうに頷き私に抱きついた。


ほっとした。


「なぁ、君らどこ行くの?」
え?

「バス停までなら送るけど」
背の高い人が言った。

「いいですか?」
これ以上迷惑かけられないけど…


今の出来事で、おまわりさんに 教えてもらったこと忘れちゃったかも。


「ああ、どうせ 俺らもバス停行くから」
そうなんだ!

「はい!よろしくお願いします!!」
良かった〜!!


これで、東北大まで行ける!!


「じゃあ、行こ!」
荷物を持とうとした。

「え?」
荷物…


さっき私の腕を掴んだ人が、荷物を持ってくれた。


「君は、凛君と手を繋いで」
ぶっきらぼうに言った。

「はい!」
優しい人。


私は、凛君の手を繋ぎ2人について行った。


「で、どこに行くつもり?」
背の高い人が聞いてきた。

「東北大の青葉山キャンパスに行きたいんです」
2人の顔が変わった。


???


「すげー… 偶然」
え?

「俺ら、そこの学生。今から行くところ」
うそっ!!

「な?涼介〜♪」
さっきの人?


あ… 真っ赤な顔…


「ばっ!バカ!」
???

「俺、松村 北斗。東北大2年。こっちの真っ赤で小さいのは、山田 涼介、同じく2年。よろしく!」
そうなんだ!


へぇ〜!


「で、君は?」
あ!

「そうですね」
自己紹介しないと。

「私、芦田 Aと言います。こっちは、藤原 凛斗君です。よろしく」
2人でぺこりと頭を下げた。


2人の顔が変わった。


「芦田?藤原?」
???

「親子じゃないの??」
へっ!?

「だから… ママじゃ… 」
!!!

「ち、違います!!ま、ママじゃありません!親戚の子です!」
まだ親戚じゃないけど、慌てて否定した。


太輔と結婚すれば… 親戚になる。

いつか なりたいな…


「そ、そうなんだ〜!!ひゃっほ〜!!」
え?

「山田さん?」
なんだか大喜び??


松村さんが大笑いし始めた。


「あ〜〜〜!バスぅ〜〜!」


私たちの前に青葉山キャンパス行きのバスが来た。

聞き覚えのある名前→←綺麗な涙


ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ:藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑)   もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時

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