いなくなった凛君 ページ27
ザワザワ… ザワザワ…
「Aちゃ、ねぇ どこいくの〜?」
凛君が横で不安そうな顔をした。
困った… ココが どこだかよくわからない。
「ぼく、のどかわいた」
急に雑踏の中で座りだした。
「じゃあ、凛君、ジュース飲もうか?」
自販機を指さした。
目が輝き、一目散に自販機に走って行った。
「Aちゃ!ぼく、オレンジジュースがいい!」
くすっ。はいはい。
荷物を自販機の横に置き、凛君を抱っこ。
ガコン!!
「きゃは〜!」
ペットボトルを開けてあげる。
「ありがと!」
嬉しそうな笑顔で飲みだした。
私も一口もらった。
「さて、どうしようかな… あ!」
目の前に!!
「交番発見!!」
やった!!
おまわりさんに聞けばいいんだ♪
「凛君、ココにいてくれる?荷物見てて。すぐに戻って来るから」
そういうと 足早に交番に向かった。
おまわりさんにバス停の乗り場の行先を聞いた。
「わかりました!ありがとうございました!!」
丁重にお辞儀をし、慌てて戻った。
「凛く〜ん!お待たせ… 凛君?」
自販機横に荷物はあるけど…
「凛君?」
きょろきょろと周りを見た。
いない…
「うそ!?」
凛君!!
荷物を持ち、周りを探す。
「凛君!!凛君!!」
どこ!?
「凛く〜ん… 〜ぅ〜… どこぉ〜?」
泣けてきたよ…
「ねぇ〜どこ行ったの〜… 」
どうしよう…
太輔…
「凛く〜… ん… ぅ〜… 」
泣きながら必死で探した。
パシッ!!
え… ?
「… こ、… 」
誰?
「こっち」
男の人に腕を掴まれた。
「凛君、こっち」
え?
男の人は、人ごみの向こうを指さした。
「Aちゃーー!」
り!!
「凛く〜ん!!」
思いっきり走って行った。
凛君も走って来てくれた。
ぎゅうぅ…
「もう〜〜!何処に行ってたの!心配するじゃない!!」
思いっきり抱きしめた。
「んとね、にゃんこがね あったの」
にゃんこ?
「自販機横に猫のおもちゃがあったんだよ」
男の人が言った。
背の高い人が 凛君の頭を撫でた。
「もう、離れたダメだぞ。マジでここは迷子になるから」
よく見たらこの2人…
「… さっきの人たち?」
頷く2人。
「ぐ、偶然、たまたま見かけたの!」
そうなんだ…
さっき、私の手を掴んだ人は、下を向きながら言った。
「本当に、ありがとうございました」
2人に頭を下げた。
やだ… 涙が…
安心したのか、涙が止まらなくなっていた。
ラッキーカラー
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時