悩みの就活 ページ25
◆ 太輔・side ◆
25分後、ビジネス・ホテルに到着。
「大槻さん… どこかな?」
部屋かな?
「呼び出そうにも… ケータイ無いし… 困った」
大学を出て、数分後に気付いた。
ケータイを机の上に置いたことを。
Aに、教授から迎えに行けないことを伝えてもらった。
「がっかりしてるんだろうな… 迷子になってなきゃいいけど… 」
はぁ… 心配。
「藤ヶ谷君?」
え?
呼ばれて振り返った。
「大槻さん!」
良かった!いた!!
「どうしたんだい?あれ?一人?」
三菱重工の人たちが俺のところに来てくれた。
この50歳代の男の人は、東北大担当の三菱重工・主任の大槻さん。
残り3人は、大槻さんの部下の森下さん、鈴木さん、宮下さん。
若い設計師だ。
「教授から頼まれた物を持ってきました」
スライドケースを渡した。
「ありがとう。で、教授は?」
若干 苦笑い。
「その… さっき ぎっくり腰になりまして… あははは… 」
4人がびっくりした顔になった。
「ぷっ!!あはははは!ど、ドラえもん教授だからなぁ〜!」
大槻さんが豪快に笑いだした。
皆もつられて笑っていた。
「おかしいと思ったんだよ、時間になっても来ないから。そちらに伺おうとしてたんだ」
笑いながらケースの中身を見ていた。
「うん、これでいい。ありがとう、藤ヶ谷君。助かったよ」
俺の肩をポンと叩いた。
「いえ、遅れて申し訳ありませんでした。じゃあ、俺はこれで」
一礼して去ろうとした。
でも…
「藤ヶ谷君、ちょっと」
え?
「少しいいかな?」
ロビーのラウンジに連れて行かれた。
カチャ。
「まぁ、コーヒーでも飲んで」
時間…
「いただきます… 」
一口飲んだ。
なんだ?この沈黙… ??
「あの〜?俺に話ですか?」
時間がないから、単刀直入に聞いた。
「ああ、ちょっと気になったことがあって」
気になること?
大槻さんが俺をじっと見た。
「君は、4年生だったね」
??
「はい」
大槻さん?
「就活は?」
え?
それは…
「院に… いえ、決め兼ねています」
もう少し勉強したい…
「院?上に行くつもりか?」
わからない…
Aには、4年で帰ると言っていたから。
「ふ〜… 、就職はしないと?」
どうしよう…
「悩んでます」
本当は、もうニカのように就活をしなければいけない時期に入っていたから。
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時