教授の頼み ページ21
◆ 太輔・side ◆
最終チェック!
「リビング… よし!キッチンよし!風呂場、トイレよし!」
そして…
キィ…
「ベットよし!!」
完璧!!
「ったく、無駄に広いよな、この家」
掃除が毎回大変だった。
「うっし!行くか!!」
鍵を持ち、玄関に向かった。
〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪
「ん?… ニカ?」
珍しいな…
「はい」
靴を履きながら出た。
『ガヤ〜… 助けて〜 』
はっ??
泣き出しそうな声??
『教授が〜〜』
??
『だ、大丈夫だ… イテテテテッ!!』
なんだ??
「どうした!?」
慌てて玄関を出て、エレベーターに乗り込んだ。
その間 事情を聞いた。
『起き上がれないいだ』
床に落としたのを拾っていたら どうやらぎっくり腰になったらしい。
「待っててください、すぐ行きますから」
車を駅ではなく、大学に走らせた。
数分後、ラボに到着。
「ガヤ〜〜!」
ニカの安堵の顔。
「藤ヶ谷く〜ん… 」
教授の情けない姿。
「大丈夫ですか?」
痛そうに床に座り込んだままだった。
動かせない?救急車呼ぶ?
「すまないが… コレ」
??
カタン。
ケータイとカバンを机の上に置き、その物体を受け取った。
「何ですか?」
スライドケース?
「見てもいいですか?」
教授が頷いた。
「三菱重工の大槻さんに渡してきてほしい。実は、今日中にいるそうだ それ」
中を確認した。
あ… コレ。
「メールで送ればいいんじゃないの?」
ニカが教授に言った。
でも、教授が首を振った。
「ほとんどはメールで送ってあるが、それは 大きく引き伸ばした物なんだ。それを月曜の会議で
使うらしい」
M R J の尾翼のパース。
「わかりました。届けてきます。いつものホテルですよね?」
教授が頷いた。
カバンとスライドケースを肩にかけた。
「ニカ、渉を呼んで病院へ行け。頼んだぞ」
ニカが頷いた。
「すまない」
教授がぺこりと頭を下げた。
ドアに向かった。
「運動不足に肥満です。気をつけてください」
嫌味のように言った。
「… はい」
しょげた教授。
「じゃあ、行って来ます」
俺は、笑いながら部屋を後にした。
急いで車に向かった。
「いつものビジネス・ホテル… 」
往復1時間ってとこかな?
「急ごう」
俺は、その時すっかり忘れていた。
ポケットにケータイがないことを。
ラッキーカラー
あずきいろ
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時