北斗の質問 ページ13
◆ 太輔・side ◆
キィ…
「ありがとうございました〜♪」
皆でコンビニを出た。
「先輩、ラボですか?」
ん?
小さな河原が俺の横にきた。
「ああ、データ入れにな。ニカが頑張ってるから」
車のトランクを開け、荷台に荷物を積んだ。
「乗ってくだろ?」
河原の目が輝いた。
「は… 」
「は〜い!乗ってく〜♪」
秋元と涼介が 河原を押しのけ、元気よく俺の前に来た。
「お前らに 聞いてないし… 」
俺を無視して さっさと乗り出した。
「ったく… ほら、お前も乗れ」
河原の頭をポンと軽く叩いた。
「は、はい!」
嬉しそうに乗って行く4人。
バタン!
「えへへっ。私が隣〜♪」
俺の腕に抱きつく秋元。
「離せ、運転できない」
ぶ〜たれながらも腕を離してくれた。
エンジンをかけ、ゆっくりコンビニを出た。
「先輩、2日間 来ないんすよね?」
バックミラーを覗いた。
北斗?
俺の… さっき買ったのを… げっ!?例の箱を 取り出して見てる!?
「… 長いんすか?」
俺に聞いてきた。
「北斗君?」
河原が 不思議そうに北斗を見ていた。
… ったく。
「そうだよ、もう4年。いいから、しまえよ」
例の物をビニール袋にしまった。
「俺らが 知ってる奴すか?」
隣にいる秋元、後ろの河原、涼介はちんぷんかんぷん状態。
「知らない子」
誰にも教えたくない。
Aは、俺だけの宝物だから。
「ねぇ、なんのこと?」
秋元が、俺をじっと見ていた。
「何でもないよ。それより、ちゃんと単位取れてるのか?」
ぐっと黙った4人。
やれやれ…
「夏休みだからって気抜くと、痛い目見るからな。それに、ラボの方の手伝いもあるんだから
両立してくれないと、やめてもらうことになるぞ」
現在、三菱重工との共同研究をしている。
「わかってるぅ〜… でも、難しいんだもん」
秋元が拗ねだした。
北斗以外は同じように、元気がなくなった。
「とにかく、4日後に来るから データを詰めておきたい。頼むわ」
4人が頷いた。
車は、学内の駐車場へ到着。
「ありがとうございました〜♪」
次々降り、御礼を言った。
「じゃあ、頼んだぞ」
俺は、ニカたちの差し入れを持ち ラボに戻った。
ガチャ… キィ。
「ただいま… 」
パソコンのキーを叩く音だけが響いていた。
真剣な2人。
「頼むな」
コンビニで買ってきた物とメモを残し、俺は 足早にラボを去った。
久しぶりの2日間の休みだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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asuna951(プロフ) - ありがとうございます!頑張って下さい!応援してます! (2015年1月22日 15時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - asuna951さん» asuna951さん!おはようございます!!わかりました!なるべく早く本編を再開するようにしますね(*^_^*) でも、もう少しの間だけお付き合いくださいね(*^_^*) いつも読んでくれてありがとう。コメもありがとう(*^_^*) これからもよろしくお願いします! (2015年1月22日 7時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
asuna951(プロフ) - 17早く続きがみたいです!よろしくお願いします! (2015年1月22日 3時) (レス) id: 49358eec38 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - たまりすさん» すみません(>_<) コメに今!気づきました!本当にすみません!柚菜ちゃんウザいですか?現在パート12… もっとウザくなってます(苦笑) 名古屋はもしツアなかなかやらないの〜!見たいですぅ〜!私は玉ちゃんが見たい!!玉命です!いつもありがとうです! (2014年5月30日 20時) (レス) id: e09e4ec41e (このIDを非表示/違反報告)
たまりす - かずきちゃんじゃないほうの女の子ちょっとウザいです(苦笑) もしツア、たいぴーでしたね! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 43dd3791d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2013年5月28日 18時