続・ようこそ！！青蘭高校へ！！ 【 １ 】

M r 東北大 ページ12

★☆★ 北斗・side ★☆★

あの箱…


「先輩、… いたんすか？」
彼女…

「なぁに？？」
香月が俺を見た。

「お、お前ら！好きなの買ってやる！！」
あ… 弁当に下に隠した…


やっぱり それは… アレ？？


「えっ！？いいですか！？やったぁ〜！！」
先輩と俺以外は、大喜び。


飛行機ヲタクに… ふ〜ん…

だから、誰がアプローチしてもダメなんだ。


藤ヶ谷 太輔。東北大４年。

頭脳明晰、文武両道。教授たちからの信頼も厚く、一流企業からも一目置かれる存在。

もちろん、学部関係なく大学内一モテる男。何人の女子が告ったが… すべて N O ！

でも、その素顔は 謎だ… 私生活をまるで見せない孤高の M r 東北大。

そんな男に… まさか、彼女がいた。いや、本人は『いる！』と言っていたが…


「本当にいたんすね」
先輩が俺を睨んだ。

「ったく… そう言ってるのに… はぁ… 」
また、カゴに… ２個目を入れた。


絶対… にゃんにゃんする時の… だよな… コレ。

誰だろう？俺らの知ってる奴かな？


「藤ヶ谷せんぱ〜い！！私、コレ〜♪香月はこれだけ〜♪」
柚菜が、呑気に大量の商品を持ってきた。


香月は、申し訳なさそうにしてるな…


「俺〜♪ 弁当〜４個〜♪」
涼介…

「… 半分 返して来い！！」
だな。


カゴに入りきれないほどの商品。


「え〜！好きなの買ってくれるって言ったのに〜！」
限度があるだろ…


秋元 柚菜。身長１７０センチある大柄な女。でも、モデル並みの容姿と体形。

性格は、攻撃的タイプの狩る女。藤ヶ谷先輩を狙っている。


「先輩… 私、あの… やっぱりいいです。すみません」
気弱なこの女…


河原 香月、柚菜のダチ。藤ヶ谷先輩と同じ飛行機バカ。

おっとりタイプの癒し系女子。小動物みたいで可愛い女。かなりモテるが…


「いや、河原いい。お前ら却下！！」
涼介と柚菜は、怒られていた。


この女ども…

この M r 東北大、藤ヶ谷 太輔が好きだ。


「え〜！先輩のケヂ〜！うそづき〜〜！」
先輩の背中をポカポカなぐっていた。

「あ〜… もっと上を頼む」
肩たたきじゃないだけど…


なんだかんだ仲の良い２人。


「ざんね〜ん… しゅ〜ん… 」
柚菜と涼介は、買ってもらえない商品を返しに行った。


先輩は、笑いながらレジに行き、例の物も普通にお会計をしていた。


はっ！？まさか… 相手って…


柚菜？？


俺は、じっと２人を観察していた。

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