続・ようこそ！！青蘭高校へ！！ 【 １ 】

４人の後輩 ページ11

◆ 太輔・side ◆

俺のケータイを食い入るように見てるニカ。


「うそ… マジ可愛い… 可憐な天使ちゃんだ」
そう天使。


アイツは、俺にとって天使そのもの♪


「はっ！？」
んなこと感心してる場合か！！

「返せ！！」
一向に離す気配がないニカ。

「妄想じゃないのか… 」
はぁ！？妄想！？


ニカが腕を緩めた！！


ゴン☆！！ゴツッ☆！！


「デッ！！」

「イッテ！！」


２人を拳固で殴った。


「誰が妄想だ！現実にいるわ！！」
カバンを持った。

「どこ行くの〜？？」
２人が頭を抱えながら聞いてきた。


キッと睨んだ。


「コンビニ！！ふん！」
出入り口に歩いて行った。

「待てよ、俺も行く〜！」
ニカがついて来ようとした。


ニカを見た。


「データ… 入れてなかったら、殺す」
冷ややかに言った。

「… イエス… ボス… 」
２人が慌ててパソコンに向かい出した。


再び『ふん！』と鼻息を荒くしドアを開けた。


「ガヤ〜！ポカリ買ってきて〜♪」
ドアを閉める時に声が聴こえた。


パタン。


「ったく… 」
ブツブツ言いながら、車に乗り込んだ。


こっちに来てからすぐ取った車の免許。

おかげで広い敷地内を歩かずに済んでいた。

大学近くのコンビニ。店内は、ラッキーなことに誰もいなかった。


「コレコレ〜♪」
お目当ての物をカゴに入れた。

「ポカリだったよな… ニカもこれでいっか！」
どんどんカゴに入れていく。


〜〜〜♪ 〜〜〜♪

店内の B G M が良い感じ♪


「あれ？先輩？買い物っすか？」
えっ… ？

「きゃあ！藤ヶ谷先輩だ〜♪」
おわっ！！


俺に抱きついてきた！


「秋元、悪い離して」
腰に手を回していた。

「ちぇ〜！つまんないの〜！」
俺からすんなり離れた。


４人の男女が俺の前にいた。

秋元と呼んだこの子、『秋元 柚菜』、その横の女の子は『河原 香月(かづき)』。

後ろの２人、背の高い男は『松村 北斗』、女の子みたいに可愛いのは『山田 涼介』だ。

４人は、同じ宇宙工学科のラボ７２のメンバーだ。

全員 Aと同じ、２０歳。東北大２年生。


「何の弁当っすか〜？」
北斗が俺のカゴを物色し始めた。


ガサガサ…


「… 先輩…、コレ」
げっ！？

「にゃんにゃんする時の… 」
ぎゃ〜〜〜！！


バッと、小さな箱を奪った。


「あははは！」
失笑…


マズイ…


「先輩、… いたんすか？」


北斗の顔が 俺に釘漬け… ３人は不思議顔。

M r 東北大→←うるさい奴ら

ラッキーカラー

あずきいろ

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