続・ようこそ！！青蘭高校へ！！ 【 ３１ 】

ゴソゴソ… ページ37

えっと…



バス停は…



「あ！あった！！」



そうそう こっちこっち。



「そう言えば、ここで凛君がいなくなったんだよね〜」


「で、ココで涼君たちに出逢って… う〜ん、いろんなことがあったもんだ！」



一人ブツブツ言ってはバス停に歩く。



ん？何でココにいるのかって？



どなたかは知りませんがよく気づいてくれましたね！



実はですね、修士課程が全部終わって暇になったのであります。



で、お店を手伝っていたんだけど、お父さんたちがクリスマス前に旅行に行きたいって言い出したの。


お店は急遽、臨時休業。私も誘われたんだけど…



「お父さんたちより太輔の所のがいいも〜ん」



なんて親不孝な娘。ごめんちゃい。


てなわけで、今 お父さんたちは夫婦水入らずで本日から四国に旅行中。


私は、この仙台の地にやってきたってわけですよ！


おまけにビックリさせようと太輔には内緒〜♪



「驚くぞ〜♪うふふっ♪」



バスに乗り太輔のマンションへ。


手慣れた感じでエントランスを入って行く。



「う〜〜… しゃぶい、しゃぶい… えっと、鍵… カギ… 」



…




ガサゴソ…




…



ゴソゴソ…




「あれ？… どこ？？」



「あの？どちら様で？」



へ？




おーーーーー！！



「辻さん！！ご無沙汰してまーーす！！」


「A様ーーー！？」



振り向いたら辻さーーん！！



「どうなさったんです！？」


「えっと〜！来ちゃいました〜♪」



うふふっと笑った。



事のいきさつを大ざっぱに説明。



「太輔様 喜びますね」



ガサゴソ…



ガサゴソ…



「で、太輔いますか？」


「いえ、まだお戻りになられてませんが… あのどうなさったんです？」



カバンをゴソゴソ…



「いえ、家の鍵が… あーーーーー！！」


「ひえぇえええ！？」



…




…




「テーブルに… 置きっ放しだ… 」



思い出した…



お父さんたちと一緒に出た為、持って出なかったんだ…



施錠はお母さんがしてた…



「バカ… お家に入れないじゃん… 」


「ですね… でも わたくしスペアキー持ってますよ、お開けしますね」



辻さんに開けてもらい家に入った。



…



パタン。



「ふぅ… ただいまぁ… 」



ん？何か…



変…



「！！！何コレーー！？」


「ぐちゃぐちゃ！？泥棒！？」



…




いや…




違う…




「もう しょうがない人… 」




来て早々、私は年末の大掃除を始めた。

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