深夜の病院へ ページ30
◆ 太輔・side ◆
急いで出かける準備。
お母さんたちには、さっき言っておいた。
「太輔、早く！」
「あ、A 待って！皆に言っておかないと！」
何時に帰ってこれるかわからないから。
眠りにつこうとしている渉たちの元へ行った。
ゆさゆさ… ゆさゆさ…
「渉、ニカ… 悪い」
２人が起きた。
「どうした… ？ふぁぁ〜… 何？」
渉が不思議そうな顔をした。
その声に北斗も起きてきた。
「やっぱり 何かあるんすね？」
感がいいな…
「ああ、今から 俺 病院に行って来る」
「「「はぁ〜！？！？」」」
シー… っと指を立てた。
奥で寝ている河原たちを起こさないように…
「兄さんの赤ちゃんが生まれそうなんだ」
「Aと先に行って来る」
事態を察した ３人の瞳がキラキラし出した。
「そっか！だから かご盛り！！」
ああ、その通り。
「で、何時に帰って来れるかわからないから 一応 明日の準備はしてある」
「悪いけど 今からバイクで行くから 朝 かご盛りと一緒に持って来てくれるかな？」
目の前にスーツとカバンを置いた。
スッ…
「じゃあ、頼… 」
「え？ガヤ、俺らも行ってもいいの？」
くすっ。
「ああ、当然！！」
「皆で来てくれ」
嬉しそうに笑った。
「じゃあ、父さんの許可が出たらLINEする。そしたら来て」
３人が親指を立てた。
「行って来る」
仏間を出るとおじさんたちがいた。
「気をつけて行けよ！」
「はい！行ってきます！」
久々の愛車にAを乗せ 病院に向かった。
ドキドキと心臓が早る…
「えっと… 」
「ガヤ！！Aちゃん！！」
！！！
「玉！！」
２階から手を振ってる！！
「どう？まだ？」
大きな声で言い、エスカレーターをダッシュ。
「まだだって、気が早い奴」
だって…
「いや、ちょっと… 向日葵さんが不安そうだったからさ」
え… ？
不安？
「何で？兄さんは？」
玉が首を振った。
「まだオペ中なんだ」
なっ！？
「はぁ！？こんな時間に！？」
もう１２時だぞ！？
嘘だろ…
「生体間移植が執り行われているんだ」
「早にぃは外科医としてサブで入ってる」
そんな…
こんな時…
「思ったより長引いてて… 」
「向日葵さん… 気丈にしてるけど… 」
だから… 玉…
「ありがと、玉」
少しの間だけ…
兄さんの代わりをしよう。
俺ができることをしよう。
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亀猫(プロフ) - 皆様へ。「続・青蘭」はパート２９に移行致しました。コメをくださる方はそちらにお願い致します。これからもよろしくお願い致します！！（*^_^*） (2016年12月21日 6時) (
レス) id: ceded95606 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - くぅさん» くぅさん！おはようございます！！感動してくれてありがとーー！！すごく嬉しい言葉です（*^_^*） まだまだ続く「青蘭」ですけど読んで頂けると嬉しいです♪移行しましたのでまたコメをくれたらって思います。これからも頑張るのでよろしくお願い致します！！ (2016年12月21日 6時) (レス) id: ceded95606 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 陶子さん» やっぱり高校は転勤ないよね？渉さんが先生かぁ〜かっこ良すぎでしょう（*^_^*） でも、噛みまくりだから生徒にいじられていそう（笑）体育はニカちゃんがいいなぁ♪「青蘭」パート２９に移行しました！！またそちらにコメをくれると嬉しいです！よろしくです！ (2016年12月21日 6時) (レス) id: ceded95606 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - お疲れさまです。そして次もよろしくお願いします。毎日何回もお気に入りや面白いを押しています。毎日の感動がどうしたら伝わるか、悩み中です。次の作品も、読ませてください。楽しみにしています。 (2016年12月21日 1時) (レス) id: feacdb2714 (このIDを非表示/違反報告)
陶子(プロフ) - 亀猫さん» 高校は異動というよりは定年になった先生がやめて、その分新任の先生が入ってくるって感じです！授業中も、担任がみっくんだったらいいのになー、とか、この教科嫌いだけど横尾さんが教えてくれたら分かりそう…とかそんなことばっかり考えてます（笑） (2016年12月20日 19時) (レス) id: 23b833ba39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀猫
| 作成日時：2016年11月1日 10時
