続・ようこそ！！青蘭高校へ！！ 【 ２２ 】

笑ったひまわり ページ44

◆ 太輔・side ◆

俺の気持ちが伝わるように…


心が伝わるように話す。


「強くなろう」
笑顔で言った。

「強かった俺たちに戻ろう。乗り越えよう」
Aが頷いた。


俺たちは…


「いつだって 心にはお互いがいる」

「離れていても 側にいても」


だから 大丈夫。


「太輔… 」
A…


ぎゅ。


「うん… 戻る… なる… うん… 」

「ありがと… 」


うん…


「ありがと… 太輔」


A…


俺は、強くAを抱きしめた。

Aも俺を力いっぱい抱きしめてくれた。


「ほら、飲め」
赤のカップを渡した。

「ありがと」
２人で落ち着きを取り戻しティータイム。


お互い鼻をすすりながら紅茶を飲んだ。


「でも、… 」
ん？


「『許してない』って言われてドキッとしちゃった」

「… 言われてみれば『そうだな』って 思った。酷かったね… 私」


A…


「太輔の方がたくさん辛い想いしたのに… 」

「ごめんね… 」


くすっ。


「私ね… 頑張りたい」
え…

「太輔のようになりたい」
A…


ひまわりが…


「背中を押してくれる？」
笑う…


本当の笑顔が…


俺に微笑む…


「だから… もう一度 言って… 」
うん…


「フランスで頑張って来い」

「俺のひまわり」



ガタッ！！



「！！おわ！！」



ドサッ…



いてて… 思いっきり抱きついたA。

俺は、愛おしい君を抱きしめた。


「うん… うん… 頑張る」
A…

「頑張れ… 応援してる」
俺の胸で頷いた。


ちゅ…


「強くなる おまじない」
おでこにキス。

「えへへっ」
可愛い顔。


ちゅ…


「あ、ベタベタだ」
頬にキスしたらベタベタお薬。


Aが俺の唇を触った。


「取れた？」
首を振った。

「え〜… テッシュ… ん！？」
！！！


A！？


「ん〜！ん！！」
！！

「はい！取れたよ！」
かぁ〜〜〜！！


キスで取るとは…

それも舐めるように… って…


「お前なぁ… 激し過ぎんだろうが… 」
舌まで入ってたぞ…

「ん？嫌だった？」
嫌って…


こんにゃろ…


「ひゃ！！」
後ろから抱っこして膝に座らせた。

「！？」
ふふん♪


一気に耳が赤くなってきたA。


俺を感じたよなぁ〜♪


「やだやだ！バカバカ！！」


俺から慌てて降りた。


そして 俺と俺の下半身を睨んだ。

欠けていた真剣さ→←選択の後悔

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