笑顔、泣き顔 ページ34
◇◆ 早瀬・side ◇◆
おじさんは、静かにエレベーターに俺たちを促した。
行先…
「最上階… 」
一樹がぼそりと言った。
最上階… 展望テラスか…
エレベーター内の案内表示を皆が見つめた。
数秒も経たないうちに…
『最上階デス… 』
アナウンスが静かに告げた。
ぞろぞろと降りるロビー。
「いる?」
ニカがキョロキョロと窓を覗きこんだ。
「… いる」
ん?
渉が細い目をし、指をさした。
藤の棚田の下… 2人…
「Aだ… 」
伊吹ちゃんがつぶやいた。
「起きてる… 立ってる… 」
うん…
やはり 太輔といた。
ガチャ!!
はっ!!
「洋子!!」
お母さん!!
お母さんはドアを開けると駆けて行った。
おじさんもその後を追った。
「A!!」
大きな声…
2人が振り向いた。
あ…
ひまわり…
ひまわりが咲いてる…
「A… 」
お母さんの足が止まってしまった。
シーン…
「皆… 」
Aちゃんだ…
しっかり立ち、俺たちを見つめてる。
「… お父さ… ん… 」
「お母… さぁ… ん… 」
ひまわりの笑顔がくしゃくしゃの泣き顔に…
「A!!」
「お母さん!」
お母さんは、しっかりAちゃんを抱きしめた。
おじさんもそんな2人をそっと抱きしめた。
誰もが親子3人をそっと見守った。
「… もう大丈夫?気分は?」
お母さんは優しく頬を撫でながら聞いた。
「うん… 大丈夫。平気」
顔色も良さそうだ…
でも 少しよろよろしてるような気がする。
「A… 大丈夫かな?」
あ…
「自分で確認してきたら?」
つぶやいた人に言った。
「… うん」
Aちゃんに向かって走ってく後ろ姿を見つめた。
「A!!」
「… !!伊吹!!」
伊吹ちゃんは、思いっきりAちゃんに抱きついた。
「バカA!!」
「バカバカバカ!!本当にバカなんだから〜… うわぁ〜ん… 」
あ〜あ… 大泣き。
「ごめん… 伊吹… ごめんね〜… ごめ… 」
2人は大泣き。
その後、皆もAちゃんの側に行き、無事を確認した。
誰もが喜び泣いた。
そんな中… 一人難しい顔をしている奴。
すると そいつは 急に俺に寄り掛かり出した。
どうやら 痛み止めが切れたらしい。
太輔には早急な治療が必要だった。
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亀猫(プロフ) - 皆様へ。今からパート22へ移行します。コメをくださる方はパート22にお願いします。いつも読んでくれて本当にありがと。パート22も頑張ります!!よろしくです!(*^_^*) (2015年11月17日 21時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 嶺さん» もうメロメロです!ヤバいくらい可愛いです!玉ちゃんってば!あのにっこり笑顔されたらキュン死します。原宿にいた人たちいいなぁ…って羨ましく思いました。今日はパート22に移行します。またそちらにコメをくれたら嬉しいです。これからも頑張るね! (2015年11月17日 21時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - momoさん» momoさん!こんばんは!ブサイクな顔はなかなか直らない…(;一_一) 今も覆面のようにストール巻いてます。顔全体があったかくていいけどね♪パート22に移行します。もしよかったらまた読んでくださいね(*^_^*) ジム頑張ってますね!偉い偉い!! (2015年11月17日 21時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - せんかさん» せんかちゃん!こんばんは!お返事がかなり遅くなってごめんなさい(>_<) まだネガティブなんですけど…地道に頑張りたいと思います。火曜サプライズ見た?玉ちゃんいっぱいだった〜!幸せ〜(*^_^*) このウキウキ感のままパート22に移行します!よろしくです! (2015年11月17日 21時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - ソフィアさん» お返事が遅くなって申し訳ありません。そうなんです!素敵なモノクロのポスターで思わず飾ってしまいました!!小さなスペースが私の憩いの場所!毎日「玉ちゃん」って話しかけてうっとりしてます(笑) 今日はたくさん玉ちゃん見てうきゃうきゃしてました!! (2015年11月17日 21時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2015年9月29日 17時