再発のリスク ページ6
☆☆ 裕太・side ☆☆
嘘だ…
嘘だ…
「そんな… ガヤが… ガンになるなんて… 」
嘘だ!!
「玉… 」
「嘘だ!!」
シーン…
「まだ ガンになると決まったわけじゃない。このままだとその可能性があると言うことだ」
可能性…
「何パーセントくらいですか… それは… ?」
早にぃが俺の肩を押さえた。
シーン…
「今のままだと… 50… いや、60%」
60!?
「でも、今、ちゃんと治療すれば5%以下だ」
え…
5… ?
「ピロリ菌は、ちゃんと治療すれば怖くないんだよ」
そうなんだ…
「… 良かった… ずずっ… 」
早にぃが俺の肩を叩いた。
「でも」
ドキッ!!
松原医師が俺たちを見た。
「免疫力が下がってきている。不眠のせいで」
不眠…
「一刻も早く見つけるんだ… 桜子ちゃんの指輪を」
指輪…
俺たちは頷いた。
「しかし… まったく… 同じ病気とは… 」
??
同じ病気?
「誰です?」
松原医師が大きな溜め息をついた。
「辻だ」
え…
辻さん?
「まぁ、アイツの場合 ガンになったがな」
ガン…
「竜おじさんと同じ?」
早にぃが頷いた。
「辻さんの場合、他の臓器まで転移してた」
!!
転移!?
「でも… 何とかすべてを切除をし 抗がん剤投与」
そうなんだ…
「今でも予断は許さないが… 何とか再発は免れてる」
早にぃが頷いた。
俺たちが知らない事実。
「君たちのところに戻りたい一心でアイツは頑張ったんだ」
え…
『私は… う… ぅ… 太輔様に謝りたい… 』
俺は、辻さんのあの切ない声を思い出した。
「でも… アイツは、また生きる気力を失くした… このままだとまた再発する」
!!
「君たちの写真… すべてを送ってきたんだ… 」
!?
俺たちにメモを見せた。
『処分してくれ』『頼む』
書き殴られた字…
「電話… メール… すべて拒否だ」
辻さん!!
「今から行こうと思っていたんだ」
「俺も行きます!!」
行かなきゃ!!
「早にぃ いいよね?俺が行っても!って、俺が行く!!」
早にぃが頷いた。
「ああ、お前に任す。頼む」
うん!
俺は、綾瀬にLINE。
数分もしないうちに 桜良を抱いた綾瀬が走ってきた。
「医師行きましょう」
俺は、綾瀬の手を握るとエレベーターのボタンを押した。
「玉、綾、頼んだぞ!!」
辻さん待ってて…
今、俺たちが行くから。
松原医師と共に俺たちは辻さんがいるガヤのマンションへ向かった。
759人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亀猫(プロフ) - 恭子さん» 恭子さん!おはようございます!!お返事が遅くなってしまって申し訳ありません!!わかりやすくですね!わかりました!頑張ってみます!!でも、今までのは書き直しが出来ないのでお勘弁を(>_<) 私の小説を好きって言ってくれて嬉しかったです!ありがとう!! (2015年7月31日 9時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
恭子(プロフ) - 気分を害してしまったら申し訳ありませんm(__)mですがホントに亀猫さんの小説はだいすきです生意気言ってすみませんm(__)m (2015年7月29日 19時) (レス) id: eb14d69d05 (このIDを非表示/違反報告)
恭子(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらっています(*´∇`*)今頃なのですが大変お恥ずかしながら読解力のないは私どうしても誰が喋ってる場面かわからない部分がありまして頭を悩ませておりますそこで恐れ入りますが是非そこを分かりやすくして欲しいですご検討お願いいたします (2015年7月29日 18時) (レス) id: eb14d69d05 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 皆様へ。「続・青蘭」はパート20に移行しました。コメをくださる方は、パート20にお願い致します。いつも読んで頂きましてありがとうございました!!(*^_^*) (2015年7月19日 14時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 藤北 麗耶さん» 覚えてるよ!!当たり前でーーす!!パート19最後に麗耶ちゃんだなんて!(笑) 学校頑張ってた?忙しかったかな?麗耶ちゃんこそ無理しないでね(*^_^*) では、今からパート20に移行!よしゃ!頑張るぞ!!またよろしくお願いします!! (2015年7月19日 14時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:亀猫 | 作成日時:2015年4月29日 13時