信じ切れてない言葉 ページ47
☆☆ 裕太・side ☆☆
シーン…
「… どうして… こんなにも優しくしてくれるんですか… 」
辻さん…
「… 恨んで頂いて… いいのに… 」
恨んでって…
この人は、どこまで自分を許せないんでいるんだろう…
「まだ言ってる… ふぅ… 」
一樹が溜め息をついた。
「そうそう、何回言わすの?」
早にぃが笑った。
綾瀬も俺も頷いた。
「何度も言いますが、恨んでないですから」
誰も恨んでなんかいない…
「あるのは、感謝だけ… 」
感謝…
早にぃが優しく笑う…
「父さんだってそうです… だから太輔の側にいさせた」
「辻さんを信頼してるから 太輔を預けたんです」
うん…
お義父さんは、辻さんを恨むどころが信頼してる。
信頼してるからこそ 大切な息子の側にいさせた。
ガヤを守ってくれると思ったらからだ。
「辻さんは、俺らにとって… なくてはならない大切な人です」
「太輔にとってもそうです。感謝こそすれ… 恨みなどない」
辻さん…
「うん… 誰も恨んでない。だって大好きだもん!私!!」
くすっ。
「ね?皆 辻さんが大好きなんだよ。とくにうちの子は… 」
皆が桜良を見た。
降ろせ!降ろせ!とジタバタの娘。
どうやら花メダルが気になってるらしく手を伸ばしていた。
「だから もういい加減… 自分を責めるのはやめてください。そんなことをしても何にもならないですから」
辻さんは…
たぶん 俺らの言葉、信じてるが… 信じ切れてない。
罪悪感が大きいため自分を許せないでいる… きっと。
仕方がない人だ…
俺は、早にぃに耳打ち。
その提案に早にぃは頷いてくれた。
「ねぇ、辻さん」
顔をあげた。
「明日さ、ガヤのところ行こ」
辻さんの顔が強張った。
ごくりと喉が鳴った。
「前… 約束したよね?ガヤに謝りたいって… 一緒に聞いてほしいって」
十字架を断ち切るには荒療治だが…
『私は… う… ぅ… 太輔様に謝りたい… 』
「俺、約束通りついて行くから」
辻さんの唇が震えていた。
「ガヤから逃げないで」
ビクッと体が硬直した。
シーン…
「… はい」
!!
「行きます… 太輔様に… ぅ… 」
辻さんは、震えながら会いに行くと約束してくれた。
その晩…
辻さんは一睡もすることなくソファーに座っていた。
その痛々しい姿に一刻も早く許しを与えなければと思った。
ガヤにLINE。
すると起きていたらしく すぐに返事がきた。
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亀猫(プロフ) - 恭子さん» 恭子さん!おはようございます!!お返事が遅くなってしまって申し訳ありません!!わかりやすくですね!わかりました!頑張ってみます!!でも、今までのは書き直しが出来ないのでお勘弁を(>_<) 私の小説を好きって言ってくれて嬉しかったです!ありがとう!! (2015年7月31日 9時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
恭子(プロフ) - 気分を害してしまったら申し訳ありませんm(__)mですがホントに亀猫さんの小説はだいすきです生意気言ってすみませんm(__)m (2015年7月29日 19時) (レス) id: eb14d69d05 (このIDを非表示/違反報告)
恭子(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらっています(*´∇`*)今頃なのですが大変お恥ずかしながら読解力のないは私どうしても誰が喋ってる場面かわからない部分がありまして頭を悩ませておりますそこで恐れ入りますが是非そこを分かりやすくして欲しいですご検討お願いいたします (2015年7月29日 18時) (レス) id: eb14d69d05 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 皆様へ。「続・青蘭」はパート20に移行しました。コメをくださる方は、パート20にお願い致します。いつも読んで頂きましてありがとうございました!!(*^_^*) (2015年7月19日 14時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 藤北 麗耶さん» 覚えてるよ!!当たり前でーーす!!パート19最後に麗耶ちゃんだなんて!(笑) 学校頑張ってた?忙しかったかな?麗耶ちゃんこそ無理しないでね(*^_^*) では、今からパート20に移行!よしゃ!頑張るぞ!!またよろしくお願いします!! (2015年7月19日 14時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2015年4月29日 13時