Lv.8▼.知ってはいたけれど。 ページ10
スキルを創るのにかなりの時間を費やしてしまった。サクッと創ったように見えただろうが、(というか30秒クッキングとか言ってしまったが)案外時間をかけていたのである。
そして移動してきたのはテンペストの中でも目立たない区画の路地裏。
何で分かったのかって？女の勘だよ()
少しだけ歩くと、体を気だるさが襲った。
≪告｡何らかの対魔物結界が張られている模様です｡
絶対防御を使用しますか？ yes/no≫
yesで。
頼むよベルゼブブさん。
そう念じると先程までの気だるさは嘘のようになった。
『絶対防御すげぇ…』
思わず口に出してしまったのはご愛嬌。
ともあれ､彼らのもとへ行かねば意味もない。
そう思い､またベルゼブブに呼び掛ける。
HEYベルゼブブ!なんか…気配を探る系のスキル創れないかい？
≪答｡可能です。作成しますか？ yes/no≫
え、ベルゼブブさん､創れんの…?
私が頑張る必要…なかった？
うせやん！早く言ってよ!!もう！
あ、yesで！！
≪告｡アルティメットスキル
≪告。創造に成功しました。クリエイトスキル
おお！超有能!!ありがとよ！
…さぁ使うぜ!!とりあえず､シオンちゃんの居場所教えていただきたい!!
≪告。個体名:シオンで検索をかけましたが､一致する生体反応がありませんでした。≫
『…は?』
理解が追い付かなかった。…あぁ、成る程そういうことか。知ってはいたけど…しんどいな…。
……ごめんね、ベルゼブブ。
シオンちゃんの“アストラルボディ”でもう一度探してくれない?
«告。結界内に複数の魂を発見しました。個体名:シオンの魂が紛れている可能性は45.7%です。»
半分以下だが私には確信できる。シオンちゃんの魂は、まだそこにある。ただ、安堵と同時に襲いかかってくるのはどうしようもないやるせなさ。
推しの一人も守れやしないのか、私は。
タッチの差だったなんて言い訳にならない。原作が変わらなかったことは結果的によかったとは言え無能具合がいやに目立ってしまう。
畜生…ｯ…!!
気づけば自然に歩んでいた。足が止まらない。止めたいとも思わない。
ベニマルくん達の元へ行かなくては。
Lv.9▼.あるある展開じゃないか??→←Lv.7▼.なんかさ、知ってること言われると笑うよね。
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (
レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる！続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー！！！ (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン！ (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
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