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Lv.21▼.待ち望んだ言葉 ページ23

あのあと、ミュウランも手伝いを申し出てきて、三人で作業をすることになった。
リグルドたちの分担を決め、リムル様が戦に赴かれてから、三人で互いに意見を交わしあいつつ結界を組んでいく。

私が述べる意見は全部ベルゼブブちゃんの意見なんだけど、二人からめっちゃ優秀だと思われてしまってなんだかむずがゆい。

生まれたばかりのスライムがこんな風に知識をたくさん持ってるのって結構おかしいと思うんだけど平気かな。
ミュウランはなんか訝しげな感じだったけど、まぁリムル様の配下に堂々とそんな態度をとるわけにはいかないってことなんだろうな。
必要があればあとでお話しよう。

シオンちゃんたちの遺体を広場に安置して、シュナちゃんと協力して保全魔法をかけていく。
中央に組んだ急ごしらえながらしっかりしたリムル様の座所を見上げて、息をつく。

生存した街の住民たちが周りにあふれているのを見やってから、少しだけ離れた場所で慎重に魔素を放出する。
街の周りを守っている魔物たちと同じく魔素濃度を高める目的だが、私の魔素濃度では弱い種族が死んでしまうかもしれないとはベルゼブブさんの言だ。

ある程度放出してから座所の周りに戻る。
リムル様から戦に赴かれる前に承った任務。

“俺が理性を持たない化け物と化したら、真っ先に処分してほしい。”
“信用していないわけじゃないが、あいつらは躊躇うかもしれな。だからお前は必ず。”

それは名づけから殆ど日が経っていないがゆえの言葉なのだろうが、それにしたって、いや、そうであるがゆえに酷な言葉である。
名づけの幸福感がもっとも色濃く残っている者にそれをさせようとは、鬼畜ここに極まれりなのだが、リムル様はそれをご存じないのだから仕方がない。

それになにより、魔王への進化は成功すると分かっている。
きっとそれは、たとえ私がいようと、決して変わりないと、私は信じている。

《告。個体名:リムル=テンペストの魔王への進化(ハーベストフェスティバル)が開始されます。その完了と同時に、系譜の魔物への祝福(ギフト)が配られます》

そのとき、なにより待ち望んだその言葉が、脳内を巡った。

Lv.22▼.ハーベストフェスティバル→←Lv.20▼.配置決定



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設定タグ:転生したらスライムだった件 , 二次創作 , 転生チート   
作品ジャンル:アニメ
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる!続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー!!! (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン! (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:細石 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月14日 15時

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