Lv.2▼.ご報告致します、死にました☆ ページ3
「先輩!おはようございます！」
『ん、おはよう!』
そして今日、約束のカフェの前で山崎くんと彼女さんとぴったりのタイミングで会いました！
「お、はようございます、A朱雀…さん…!」
『あ、彼女さんだね！はじめまして、山崎くんから聞いてるよ〜!もう､山崎くんベタ惚れだもんねぇ!』
「ちょっ…やめてくださいよ、先輩…!
っと、紹介しますね、コイツが俺の、かっ…かのっ…えと…!」
「ヘタレなおんないね…セイタくん…」
セイタというのは、山崎くんの名前だ。
「私はセイタくんの彼女の磯貝ユリネです。よろしくお願いします！A朱雀先輩!」
『うん、よろしくね、ユリネちゃん！』
「さてと…自己紹介も終わったところですし、中、入りましょ…」
「ミユっっ！ダメ!」
楽しく会話する私達の耳に響いたのは、泣きそうになりながらも、妹らしき子の名前を呼ぶ､中学生くらいの女の子の声だった｡
見ると、ミユと呼ばれた少女が風船を追いかけ、つい先程赤に変わった横断歩道を走ろうとする姿がある。そして奥にはトラックが。
声が届かないと判断して､幼い妹を抱いて、歩道に転がろうとする姉の姿も。
しかし、ここからはわかる｡二人とも引かれてしまう事が。
「ｯｯ!」
山崎君が飛び出そうとする。全く、ユリネちゃんと言う人がありながら…
『私が行く！後は頼んだよ！ユリネちゃん!』
「なっ！？」
どうせ独り身。両親も随分前に逝った。
悲しむ親族もいない私に、この役はうってつけだ。
山崎君を突き飛ばした勢いで加速して､道路へ飛び込む。少女達を突き飛ばし、驚いてこちらを向いた姉の方に、精一杯の笑顔を向ける。
そして私は、トラックに跳ねられた。
Lv.3▼.そして私は､転生する。→←Lv.1▼.部下からの電話★
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (
レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる！続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー！！！ (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン！ (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
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