最前のあの子 【センラ】

さーん。 ページ3

．






少し照明がついてた薄暗い会場が、突然真っ暗になった





周りのみんなが黄色い悲鳴を上げながらそれぞれの推し色のサイリウムを付ける




初参戦でぼっちの私は周りを少しキョロキョロしながら同じようにセンラさんの黄色に合わせる





バーンッと大きな破裂音と共に浦島坂田船の4人が登場した






あ、これ惚れたわ




なんて思った






初めて推しに対してこんな感情になった





いろんな界隈に手を出してすぐ現場に行ってしまうけど、センラさんを見てると何だが胸がきゅぅってする






歌って踊って、その一つ一つの行動に目を奪われる





完全に恋に落ちてしまったのだ





自分なりにサイリウムを振り、ライブを楽しんでいた









すると









｢め、、目が合った！！！？！？｣



目が合って少し微笑んでくれたきがした



所謂ファンサっていうやつで


それでもすごく嬉しくて、センラさんの視界に私が映ったんだと思うとニヤケが止まらない




まあ、私にしたのかわらからないけど、、





その後も何度か目が合った気がするし、私もそれに合わせて指でハートを作ってアピールしてた




恋してしまったかも知らないけど、



オタクはオタクだし、推しは推し


それ以上の関係なんて望めないのはよーくわかってる





認知されなくたっていいし、嫉妬なんてしない




ちょっと悲しいけど、これが現実なんだよねえ、、









楽しいライブも終演の時間



あぁ、しばらく会えなくなる



しっかり目に焼き付けとこう！！









今日のライブの出来事や、私がセンラさんに恋してしまったこと


色んな事を思い出しながら家に帰ろう




楽しかったなあ、！！









．

よーん。→←にーい。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す