Voyage (ページ8)

今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:144,095 hit

1-7 ページ8

雅「よしよ～し」

相葉さんも和のことを何歳だと思っているのか...

抱っこして和のおしりをポンポンと優しく叩いている。

まるで幼稚園児を寝かしつける時のようにあやしてあげているこの光景は、このシェアハウスの中では至って珍しくはない。

和「ん～！」

まだまだ和は不機嫌そう。

でも、先ほどのようにジタバタはせず、ギュッと抱きついた相葉さんの肩に顔を擦り付けている。

潤「ったく。何歳だよ。」

雅「いいじゃん。いいじゃん。かわいいんだし。」

潤「まぁかわいいけどさぁ。言うこと聞かない子はかわいくない！」

雅「まあまあ。そう言うことは言わないでさぁ。

…あれ？にのちゃん？」

2人でそんな会話を繰り返しているうちに、和は相葉さんの腕の中で眠ってしまったらしい。

結局はやっぱりかわいい和。

相葉さんが大事そうにその体をベットに寝かせてやる。

体から離すときに少し起きそうになってしまったため焦ったが、何とかそのまま眠りについてくれた。

翔「いやぁ。何年経ってもやっぱりニノはかわいいな。」

突然後ろから声が聞こえた。

雅「えっ。翔ちゃんいつからいたの！？」

智「さっきから二人でずっとここから３人の様子を見てたけど？」

潤「リーダーまで！」

こうして、俺らは朝までニノの周りを取り囲み、かわいいだの、ほっぺが柔らかいだの議論を繰り返した。

寝ているはずの和の耳がどんどん赤くなる。

起きるているのがバレバレなのに、それでも頑なに目を開けようとはしない。

そんな様子すらかわいいと思っていたのだから、

ほんと、どうしようもない。

Fin.

.