暗殺合宿の時間 ページ13
暗殺の計画では、海原に立つ建物に誘導させ手始めに先生への精神攻撃から始まり、その後建物を壊して完全に孤立させ、水圧の壁でセンセーを取り囲む手筈だ。
しかし…この暗殺には無理な点が多すぎる。
第1に、複雑すぎる暗殺や計画などは大抵が失敗に終わる。
政府の元で働く親は何時もシンプルな暗殺業で事を進めていた…だから、この暗殺は、きっと失敗に終わるだろう…
そう考えていると猿比古が何やらジュースを2つ、持って来た。
伏見「おい、サービスのドリンクだと。で、お前は果汁たっぷりの奴大丈夫だろ?だから、俺のも飲んでくれるか?」
猿比古からのお願いならいいよ、と思わず言いそうになって止まる。
森さんからの言葉…
毒使いが常に側に居ると思って行動しなさい…。
今、思うが何故猿比古がサービスドリンクを私の分まで持っている?普通は…商人などが持って行くはず…
そこで最悪の可能性に気づいた。
このドリンクを猿比古は果汁たっぷりと言った。もし、毒が即効性ではなかった場合、例えば…細菌を媒体としたウィルスだとしたら?もし、私が毒で暗殺するなら、それこそバレにくい果汁たっぷりのジュースに入れる。
…このドリンク、もしかして。
かなり考えていたためか、猿比古は心配して来た、
伏見「?おい?大丈夫か?」
『ええ、大丈夫。それより、少し訊いてもいい?』
伏見「あ?ああ…。」
『そのドリンク…どうして2つ持っているの?普通はお店の人かスタッフがドリンクは出すものよね?何故、猿比古に持って来させたのかしら…。』
伏見「…何が言いたいんだ?」
『まだ、確定してないけど。猿比古、ここで出る食べ物はなるべく摂取しないほうがいい。』
伏見「なんで?何故、そう言い切れる?」
『ある情報源が有ってね?其れなりに信頼できる情報提供者よ。その人達からの忠告でね…。猿比古、貴方はまだ飲んで無さそうだし大丈夫と思うけど…用心したほうがいいわ。』
伏見「…ん。りょーかい…。でぇ?お前はいつの間に仕事なんざ始めたんだぁ?つか、何処の職場だよ。真逆、親と同じ職場とか言わねーよなぁ?」
『あはは。それは無い!私はアサシンの娘なだけ。両親からの暗殺者としての血が流れてるからね?それだけだよ?職場については秘密!』
伏見「…あんま危険な事をすんじゃねぇぞ?良いな。」
『猿比古は心配性だね?ま、無理はしないよ』
伏見「おい。」
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翡翠 永礼(プロフ) - 悠紀さん» ありがとうございます!猿比古となるべく絡ませたいとも思っています!これからも宜しくお願いします!更新のお楽しみとのことも嬉しく感じます! (2017年8月4日 15時) (レス) id: b6df0390b8 (このIDを非表示/違反報告)
悠紀(プロフ) - 私は猿比古が大好きなので少しでも猿比古とのお話が増えてくれるのがとても嬉しいです。入院されながらではとても大変だとは思いますが、更新を楽しみにしてます。急に失礼致しました。 (2017年8月4日 15時) (レス) id: 0834501bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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