番外編2（名前）サイド ページ12
私の父様、アヤトは多忙で帰らないことが多い。
母ともあまり会えない…
そんな寂しさが次第に不安となり、身体的なストレスによりこの頃は夜叉姫の制御を出来ずにいた。
近所の子と何かあれば、夜叉姫はて出てきてしまう
しかし幸いにも、刀は向けなかった。
それでも気味の悪い子供として誰も関わらなくなった。
当たり前だろう。
誰が好き好んでこんな得体の知れない異形を持つ子供に近づくのか。
そう諦めていた時に、猿比古に出会った。
猿比古は、最初は興味本意で私と関わったと思っていたが…。
最近わかった事だが不器用な彼なりに異能の操り方を教えてくれているようであった。
私たちはその後何度も遊ぶようになった。
夜叉姫も完全にコントロールが出来るようになった。
夜叉姫についてわかったことは猿比古と訓練を重ねるごとに増えた。
１つ目、夜叉姫は防御形態になれること。
２つ目、相手の意思に問わず、他の夜叉も召喚可能ということ。
３つ目、基本武器は刀だが、その武器も選べるという事。
などなど、色々わかっていった。
そんな時に母様と猿比古のお母様からの提案で私と猿比古の婚約を決められた。
私は良いのだが…猿比古は大丈夫なのか？と思えば、後から母様に聞いた話では、どうやら猿比古からこ申し出であった。
面と向かっていって欲しかった…。
それが正直な気持ちである。
その数日後に私は東京からヨコハマに引っ越す事になり、異能特務課で保護と少しばかりの手伝いをしていたり…と忙しく働く身になった。
その当時は14歳。
その翌年に武装探偵社に勤務する事になった。
武装探偵社に所属して2年後、太宰治が入ってきた。
しかも、探偵社員としての合格までもした。
驚きである。
何せ太宰治といえば…ポートマフィアの歴代最年少幹部だったからだ。
安吾の作業を手伝っていたので知っている事だが。
武装探偵社に属してからは異能特務課よりは休みが取りやすくなっていったが、猿比古には年々、逢えなくなっていた。
元気にしてると良いな。
そう思いながら、今日は太宰さんの捜索に駆り出されるわたしであった。
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翡翠 永礼(プロフ) - 悠紀さん» ありがとうございます！猿比古となるべく絡ませたいとも思っています！これからも宜しくお願いします！更新のお楽しみとのことも嬉しく感じます！ (2017年8月4日 15時) (
レス) id: b6df0390b8 (このIDを非表示/違反報告)
悠紀(プロフ) - 私は猿比古が大好きなので少しでも猿比古とのお話が増えてくれるのがとても嬉しいです。入院されながらではとても大変だとは思いますが、更新を楽しみにしてます。急に失礼致しました。 (2017年8月4日 15時) (レス) id: 0834501bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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