私の知らない ページ30
「君は、あの後村がどうなったかは覚えていないかい？」
『………いえ。
光に包まれたその後の記憶は……………』
「村は消えたよ。
＿＿＿＿＿＿＿＿全員殺されてね。」
私の答えを遮り、太宰さんが話す。
「ヒトへの恨みが無かったのは、君の性格だろう。
だが、事件の首謀者達は？村の人に対しては？
少なからず恨みを持っていたはずだよ。
なのに何故君はその後を知らないのだと思う？」
畳み掛けるように太宰さんが話す。
言われてみれば確かにおかしい
(何故あれ程恨んだ村へ、復讐をしようと考えなかった？
なんでその後を知らない？
知らない…？
知らない………
私、私は…………)
「君は知っていたんだよ、Aちゃん」
私の思考を遮る様に、太宰さんが呟く。
「村人を殺したのは君だからね。」
ヒュッ、と喉から変な音がした
『……ぇ……あ、ちが…………ぅ』
息がしにくい。
「違わないさ。
その当時の村人の遺体には、今回の事件と同じ様に、刃物で切りつけられていた。
今回の事件も君が犯人だよ。」
『ちが、ちがう、ちがう、違う、！！』
頭が痛い。
ガンガンする。
『私じゃ、ない。私はそんなの知らない、！！！
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うちが』
？「騒がしいネェ」
そんな誰かの声が聞こえて
私は意識を失った。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
key - お疲れ様です。 (2021年7月30日 11時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)
*深音*(プロフ) - すごく面白いです！更新待ってます！ (2020年3月5日 17時) (レス) id: 3a5cebd5e2 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2019年8月18日 18時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！こんな長文いただけでとても嬉しいです！！頑張って更新していくので、これからもよろしくお願いします！ (2019年8月15日 16時) (レス) id: dd33592cf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロイ | 作成日時：2019年4月17日 22時
