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鶴が七十人 ページ22

私たちは今、刀澤さんの本丸の近くに来ている


もちろん、ここに来ているのはバレているだろう






鯰尾と骨喰が偵察に行ってくれているうちに、私たちは最後の確認をする



「まず、一期たちが奇襲を仕掛ける
敵が鶴丸とあの女だけならばたやすく捕えれるだろう
しかし、別動隊がいたならば話は別だ
一期達でそいつらを止める」





山姥切が仕切ってくれるおかげで、話がスムーズに進んだ








「鶴丸を奪還した後、俺達は退けながら敵を倒すというわけだな
あいわかった」








話が終わるとちょうど二人が戻って来た
表情を見るからに、何も無かった感じね







「みんな、何故か敵は鶴丸さんと女性だけだったよ」


「どうする?予定どうり突撃か?」





『そうね、打ち合わせ通り
みんな、お願いね』







私がそう言うと各々返事を返してくれた







夜の暗さが少し深くなった頃、私たちは潜入を開始した





「一期一振、参るっ!!」






まずは第三部隊が予定通り、声を派手にあげて突入した


私たちは距離を置きながら粟田口の後を追う






何も妨害が無いおかげか、すんなりと奥の部屋にたどり着くことが出来た






「御敵はこの奥に。ご準備を」






一期一振がこちらを振り返り、小声で教えてくれた


第一部隊と第二部隊は準備万端のようで、こちらを見て頷いた






____



「早く入ってくればいいじゃない」







襖の奥から呼びかけられた

正直かなり怖い、でもみんなと一緒ならいける






「御用改めであるっ!」






和泉守が襖を蹴破って突入した
それに続き、第二部隊は刀澤さんの方へ向かった









おかしい、鶴丸がいない







私は後ろの方から部屋の状況を見渡す
やはり六振り相手だと分が悪いのか、刀澤さんはすぐに捕まった


それでもあの余裕の笑顔




みんなも周りを警戒して、鶴丸が出てくるかと構える






「ふふふ、あっはははははっ!
いるわけないじゃないっ!」





刀澤さんが狂ったように笑い声をあげ、私を見つめてきた
氷のような冷たい目








『どういう、意味ですか?』





嫌な予感がする
私は震える声で刀澤さんに聞いた

彼女はピタリと笑うのをやめて、静かに話してくれた







「知りたいなら、私の鍛刀部屋に行ってみるといいわ
面白いものが見れるから!」








最後まで聞かなきゃ良かった
私にとっては何も面白くない




私はここの本丸の鍛刀部屋に走った

鶴が七十一人→←鶴が六十九人



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夷空斗(プロフ) - 蒼い薔薇さん» コメントありがとうございます!なんとか完結させることが出来ました!この話を読んでいただきありがとうございます!! (2018年9月29日 19時) (レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼い薔薇(プロフ) - 完結おめでとうございます!最後の展開には、ウルっと涙腺が緩んでしまいました!この小説を読んで鶴丸がもっっと好きになってしまいました。本当に最高の作品でした。 (2018年9月29日 0時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 私もいつもコメントを返していただけて嬉しいです!コメントを通して作品の励みにしていただけて、お話できて良かったです!次作を書かれるのならばすごく楽しみです!こちらこそこの作品に出会わせていただいてありがとうございます! (2018年9月17日 22時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さん、いつもコメントありがとうございます!本当に励まされました!素晴らしい作品と言っていただき、本当に嬉しいです!!最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます! (2018年9月17日 22時) (レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 毎日この話を読むためにこのサイトを開いて更新を楽しみにしていました。完結したのだと知って涙が止まりません…本当に素晴らしい作品でした…。夢主ちゃんと鶴丸が向こうの世界で幸せになってくれればと思います。完結おめでとうございます!この作品が大好きです!! (2018年9月17日 21時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夷空斗 | 作成日時:2018年9月2日 0時

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