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私を見つめながら
私の方へペタペタ歩いてくる黒猫


黒猫を見ると不幸になる
そんな迷信が心の中に浮かぶ


黒猫と私の距離
わずか30センチ


「ニャー」


私を捉えながら一鳴き
来た方を振り返った
私も釣られてそちらを見る


黒猫は立ち上がると
来た方へと歩いて行った


「さよなら」


何となく
ただ、何となく呟いた一言


なのに、
黒猫はその言葉に反応し
またこちらへ歩いて来た


私の目を見て
自分の来た道を見る
この動作を数回繰り返すと
私の目をジッと見つめて


「ニャー」


また鳴いた


そうか


「貴方に着いていけばいいの?」


「ニャーン」


満足げに鳴いた
そして再び来た道を歩いて行った
そして私もそれについて行った

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作者名:瑠璃 | 作成日時:2018年8月15日 12時

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