鳥夫婦の話 ページ7
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こうちゃん...
こうちゃん...
「こうちゃ...」
鳥海「ん？起きたか？」
「ん...あれっ？家？」
鳥海「そうだよ」
「こうちゃんが連れてきてくれたの？」
鳥海「津田さんも手伝ってくれた」
「今度お兄ちゃんにお礼言わないと...」
鳥海「あんまり強くないんだから無理するなよ？」
「うん...ごめん...あと...ありがとう」
鳥海「ん｡もう大丈夫か？」
こうちゃんの手は暖かい｡
そして優しい｡
こうちゃんの手で私の頭を撫でてくれる｡
これが本当に安心する｡
「うん！だいぶスッキリした！！」
鳥海「なら良かった」
「こうちゃん本当にありがとう！なんかお礼がしたい！！いつも迷惑かけてばかりだし...」
鳥海「そう？別に気にしなくても良いのに...」
「いいの！！私が気になるの！！」
鳥海「...そこまで言うなら...お言葉に甘えて...
Aを頂戴？」
「へっ？？」
チュッ
「っ...////」
鳥海「どうした？？」
「むー...こうちゃんの意地悪！！」
鳥海「なんで？お礼がしたいって言ったのはAでしょ？」
「そうだけど...」
鳥海「俺にはAがいれば充分だから
だからずっと側にいて？」
「...うんっありがとうこうちゃっ...んっ」
鳥海「だから...だから今日はAを頂戴？」
「...分かった...勝手にしやがれコンヤロー(笑)」
鳥海「じゃあ勝手にさせていただきます(笑)」
ああっ...幸せなんだって思える｡
好きだよ｡こうちゃん｡
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作者名：Ra. | 作成日時：2019年10月11日 12時
