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その日は事情聴取も行われず、そのまま家に返された。



事件現場を直視してしまい精神的に疲れているだろうということで、次の日学校からお休みの命令が出た。



中学の時は人質にされても学校に行かされてたのに。



『高校は優しいなあ...。』



当分生徒会でのゴミ拾いボランティアは行われないだろう。



学校が休みで暇なので、ポアロに来た。



安室さんの料理はとても美味しい。



『てか、それよりも...!』



スマホを手に取り、連絡先を見る。



''松田陣平''



その文字を見て、胸がギュッとなった。



ついに交換してしまった。



お前に何かあったら連絡してこいとのこと。



もちろん交換を誘ったのは私の方からだが。



事件によく巻き込まれるので、刑事さんの連絡先があったら安心...だとかなんとか言って無理やり。



最初こそ渋ってたが、最終的にはあちらが折れてくれた。



ただし、余計なことは連絡してくるな、とのこと。



絶対脈ナシだなあ...という苦い気持ちが胸に広がる。



『それでもいっか...私が追いかけてるだけでいいもん。』

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作者名:hjnPRvuDEVdasep | 作成日時:2022年10月13日 19時

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